五日前ヴォイスレコーダーをアマゾンで購入した。

ずっと前から欲しかった。録音はスマホでもカメラでも可能だし、贅沢かなと思った。それに二時間以上働かないと購入できないものだし迷った。それを吹っ切って購入したのは、買いたいとずっと頭にあるのは不健康だし、何かのメッセージだとも思えたから。それに自分の喋り方を客観的に聞きコミュニケーション能力をアップさせようとも思った。ごちゃごちゃ書いたが、要は理由をいっぱい上げないと買えなかったのだ。

環境

職場にはコミュニケーション能力高めの人が多い(そういう人は声が大きい。羨ましい)。一人漫才出来そうな人もいる。その人がいると場が明るくなる。彼女は自分でボケて突っ込みする(笑)

のんびり話す人もいるけれど、その人は自分のペースを崩さず、ひるむことなく20歳以上年上の先輩たちに話しかけ溶け込んでいる。愛されている。

自分の得意な分野を話す時には饒舌になる人もいる。ただその人は挨拶があまりできず、言い訳が多い。だからか余り受け入れられていない。饒舌だからコミュニケーション能力があるとは言えない。

練習したからといってコミュニケーション能力が高まるわけじゃないけれど、何かの役に立つと思っている。働く環境も自身を刺激したのかもしれない。

囁き声

衝撃だった。

普段通りしゃべっているつもりだった。録音して初めて気付いた。気付かないことってあるんだな。…全てウィスパーヴォイスだったのだ。聞きづらく自信なさげ。聞いていられなかった。何度録り直しても同じだった。この状態が普通だったなんて!聞いているだけで不快になった。

過去

小学生高学年の時放送係だった。その時から自分の声が好きじゃなかった。滑舌悪いしぼんやりしてる。よく放送係になったなと思う。立候補したのか余った係だったのかは覚えていない。今からは考えられない程積極的な(無謀な?)小学生だったのか。(そういえば部活動の顧問の先生が放送部の担当だったんだ(笑))

”無謀”でもその時は声を前に出せていた。昼休み音楽流したり、曲をリクエストしてくれた生徒のその理由等を放送したりと係りの仕事をこなしていた。今と同じようにボーっとした喋り方で好きではなかったがイライラする程ではなかった。

今何故ウィスパーなんだ‼

いつからこんなに自信なく喋るようになったのだろう。悲しくなった。

昨年偶然に自分の声を録音してしまったことがある。枕元に置いていたスマホの録音ボタンが何かの拍子で押されていた。いつもの自分ならすぐ消すのだけれどその時は何となく再生した。夜寝る前だったからかもしれない。

嫌じゃなかった。どちらかというとだが寝る前には合う声だと思えた。それだけでも大収穫❣嬉しかった。

今回ヴォイスレコーダーを購入して本当に良かった。(欲を言えば自分の直感を信じてもう少し早く買えばよかったと思う。)今の自分を客観的に捉えることが出来たし、課題も出来た。これから緊急事態宣言が解除されてもまだまだ余波が残る。それをポジティブに捉え、今は思いっきり自分磨きしようと思う。