今シーズンのドラマ数作品観ていたうちの一つが「いちばんすきな花」だ。先週が最終回だった。以下ネタバレあり。
少数派
幼いころから孤独を感じていた四人が偶然出会い、それまでのそれぞれの葛藤や違和感を伝えあって仲良くなっていく物語。
二人組にさせられる授業に抵抗感があったこと、当たり前のようにまとめ役を押し付けられた(度量ないのに💦)小中高校時代、男子と話していると何度も勘違いされからかわれ自由に話せない窮屈さを感じたこと(高校生の時は周りの噂は無視して話していたけど(^^♪)等を思い出した。
最終回で四人共通の知人が発した”勘違いされる人生だったけど、だからこそ間違いないものがよく見えた”が心に響いた。
角度
職場の同僚とこのドラマの話になった。
彼女たちは自分と同じでこのドラマに好印象を抱いていた。一人の先輩がネットのコメントを見たらしい。そこにはこの四人も結局は仲間意識の塊でしかないとあったらしい。否定的な目を持つなら観なきゃいいのにね!!と彼女は憤っていた。
角度を変えるとなるほどそういう見方もあるのだと納得した。”二人組”じゃなくて”四人組”だというだけなのかもしれない。でも人から強制された枠じゃなく惹きつけられて集まった”組”だから意味は違ってくるはずだ。
不思議なものでただ集まっているだけでその外にいる人は勝手に疎外感を感じる。四人共通の知人は少なくとも感じたはずだ。
肯定する
否定的なコメントをしたい人も世の中には存在する。その人は問題提示できる人なのかもしれない。でももしかしたら他に憤る何かがありそのはけ口にしている人も中にはいるのかもしれない。
違う意見を肯定し尊重したうえで自分の主張をする方がより建設的だ。
撮影現場
昨日ショートフィルムの撮影現場にエキストラとして参加した。
前回の現場で一緒になった人が数人いた。年齢はバラバラ。20代が多い感じ。自身と同じ年代は他に一人。狭い空間だったから撮影が始まるまで寒いけれど外にいた。風邪が原因で長いこと咳を患っているが人にうつす威力はないとは思うが何となく気が咎めるからだ。トローチを舐め咳が出ないようにした。
撮影が始まって30分は経っていただろうか休憩が入った。その時20代の男女とほんの少しだけ会話ができた。寒いこと繋がりで出身地の話になった。それだけで場が温まった。
左隣にいた女性は今回が初めての参加とのことだったけれど堂々としていた。彼女の隣に座っていた男性は真っすぐ目を見てくる人だった。ペットボトルを自分のリュックから取って欲しいと伝えてきたがそれだけで目に吸い込まれるかと思う程だった(*^。^*)
右隣の男性は顔が自身の半分くらいの大きさで目がランランとしていた。あーやった方がいいこうしたら伝わりやすいのではとアイデアを提示していた。撮影が楽しいという雰囲気が伝わってきた。強張った緊張がなかったからなのか以前の撮影より居心地が良かった。
その場限りの個の集団。瞬間の仲間意識が新鮮で心地好かった。
子ども
子どもが小学生中学生の時特に気を付けていたことがある。
一つのコミュニティにだけ所属しないということだ。教室、水泳教室、サッカー部、テニス部、近所、ピアノ教室それぞれの世界を大切にすることだ。一つの世界で上手くいかなくとも別の世界があると思えるようにすることが心を健全に保てる手段になると思っている。
内弁慶である娘は家では滅茶苦茶我を通す子だけれど外の世界では色々な人に気を遣っている。家、彼、親友の前では我を出しているから心が壊れることはないだろう(#^.^#)
以前はプライドが高く俺様気質を前面に出していた息子は社会人になり揉まれ今はネガティブ寄りだ(彼が赤ちゃんの頃人と会うとすぐ”抱っこ”を要求し顔を胸に押し付けてきて相手を見ないようにガードしていたのを思い出す)。そん中少し前から観光客との交流を楽しんでいることに安堵した。職場とは違う世界を見つけつつあるようだ。
職場
居心地が以前より良いとは言えない。
陰口は当たり前のようにあるけれど、それ以外にリタイアする年齢が近づいていることもあるのかシフトを調整されることが多くなってきた。そこに不満が充満してきた。
子どもたちを育てる時に注意してきたことを今自分にも意識してみようと思った。少し遅いかもしれないけれど気付いた時が吉日だ。違う世界を意識的に探そうと思う。
幸いにもブログ、エキストラ参加はすでに着手出来ている。四年程前から始めたこのブログは衝撃的に出会った人の影響が大きいし、エキストラ参加は死ぬ前にしたいことリストに入っていた(検査結果に衝撃を受け死を意識した)。
これから何らかの刺激や出会いがあるかもしれない。どちらも良いものであってほしい。万が一ネガティブなものであってもそれを覆すくらいの力を持ちたい。そして柔軟でありたい。