昨日朝下の弟から電話があった。寝ぼけていた為少し前に”おはよう”のLINEを送った息子からだと思って電話に出た。通常なら滅多にないことだから何か悪い知らせだと気付いただろう。
救急搬送
母が昨日救急搬送され今はICUにいるという連絡だった。命に別状はないとの言葉にホッとしたものの何が原因かは分からない、自分も会えなかったとのことだった。
遠方な為すぐには動けない。緊急時弟任せになると思ってはいたが実際そうなると歯がゆい。
同僚に話すと”意識はあるんですか”との問いに応えられない自分がいた。それすら頭に浮かんでこないほどのことだったのだと振り返った。
有難い環境
仕事の後弟へ経過を尋ねるとメニエール病と診断があったとのことだった。
気温が高い日に庭の手入れに夢中になってしまったらしい。その少しの無理が体に大きなストレスとなって襲ってきたのではと弟が伝えてきた。
昔と今とでは気温が違う。知識として頭に入っていてもなかなか適応できないものなのかもしれない。自分は大丈夫とついつい無理してしまう。熱中症で倒れた高齢の方のニュースがTVで目にすることがこの季節多い。TVではその原因の一つとしてエアコンを掛けずに生活することだとされている。以前とは違い、気温が体温以上なのに適正に対応しない人が熱中症になっているのかもしれない。それが命取りになることもあるのにだ。
いくら注意しても彼女は忘れた頃に同じことをする可能性が高い。今回の経験があったとしてもだ。口を酸っぱくして伝え続けなければと思う。
今回救急車を呼んでくれたのはセコムだ。夜めまいと吐き気に襲われ押した緊急ボタンにセコムが対応してくれた。
父が亡くなった後一人で住むことを望んだ母に姉弟で勧めたセコムが活躍してくれた。当初彼女は贅沢だと暫く拒んでいた。導入して本当に良かった。有難かった。
体調
見舞いに行くと母は弟に口角泡を飛ばす勢いで喋りまくったらしい。
その様子を弟から聞いてホッとした。いつもの調子だ。
今朝届いた本人からのLINEでは倒れると大変だからトイレも付き添いが必要だとのこと。頻尿がひどすぎて声を掛けるのも気が引けるから自分で行ってるのとの言葉に驚き”それが看護師の仕事なのだから気を遣わなくてもいいから声を掛けて”と送った。転倒してどこか骨折し入院が長引くと認知症発症のリスクが高くなると周りから聞いていたからだ。
退院は三日後だ。大丈夫だろうか。少し心配になってきた。
関係
30代から母との関係に悩んできた。それまで尊敬していた分衝撃は大きかった。
最近も娘の結婚式がらみでのやり取りに辟易していたところだった。
いつ亡くなってもおかしくない年齢だからある程度覚悟はある。母とは相性が合わないと随分前から自覚がある。それでも救急搬送されICUにいると知ると心がかき乱された。居なくなっては悲しい。喋りまくったと聞き安心している自分がいた。