”マーヴェリック”を先週娘を誘って映画館で鑑賞した。娘は関心はあったものの積極的ではない感じだった。でもⅠMAXで観たせいなのか鑑賞後彼女はとても興奮していた。それぞれ気になったシーンやしぐさ、音楽がかかるタイミングなど感覚を共有する幸せを感じた。
事前体験?
その一週間前位にTV番組でSexy Zoneの菊池風磨氏が千歳にある自衛隊駐屯地でジェット機体験をする番組を観た。
人工的に作った重力Gの高い中計算が出来るか、腹圧を自身でかけながら意識的に呼吸をする訓練などを経て搭乗する過程が映されていた。それを難なくこなす彼だったが、搭乗中辛そうな表情が多かった。それでも適応能力が人より半端なくあることが伝わってきた。
最初意気揚々とジェット機に乗り込み気合を入れている姿が離陸して間もなく急速回転、急上昇、反転した状態での急降下を繰り返していくうちグロッキーな表情に変わっていった。マックス8Gという想像できない重力がかかった時には本当に気の毒に思った。早く降ろしてあげて!このままじゃ戻してしまう!と。でも彼はそんな中撮影の為もう一度一番きついメニューをリクエストされた時迷いながらもOK出した。物凄い頑張り屋だ。
アイドルだから表情は特に気を遣っているはずで崩れたそれは出来るだけカットされるはずなのに、今回顔のすべてが下に引っ張られる表情が映されている。お笑い芸人ならそれもオイシイ部分なのだろうけれど。
顔を上げてられなくなる8Gがかかった時、首から折れるのじゃないかと思った。そんな中パイロットは運転しているのだ。とんでもない能力の持ち主だ。(以降ネタバレ注意)
痛快
年齢を重ねた人を下に見る傾向がある若者が一定数いるのはどの時代も変わらない。身近な娘にしても年齢を重ねた”おばさん、おじさん”にキツイ言葉を放つことがある。それは至って健康なことだと理解はしているけれど、言われる方は傷つく(笑)
マーベリックが教官として赴任した初日、そんな若者を制するシーンがある。痛快だ。生徒の実力を認識するために行ったテスト飛行で、イキっている彼らの戦闘機の後ろに彼が回った時気分爽快になった‼と興奮して娘と二人興奮して話した。
本物
訓練シーンにトム・クルーズ氏のGのかかった顔が映し出される。メイキング映像で身体にかかったGを表現するには実写しかないと彼が語っていたのを思い出した。本当に操縦しているということが頭にあったからこそ映像の中に自分も容易に溶け込めた。実写にこだわった彼に感謝した。俳優が実際にジェット機を運転してGを体験するなんて世界にそうない。ましてや60歳は一人しかいない。年齢を意識せず何かに挑戦し続けたいと思った。彼を観てエネルギーを貰ってるのは自身だけではないと感じる。
ジェットコースター
観終わったときぐったりしていた。思わず娘にジェットコースターみたいだったと話した。疲れと共に爽快感があった。
マーヴェリックが息を止めている時や意識的に”はっはっはっ”と息を吐き出す時、顔にGがかかって歪んだ時など一緒にそれをやっていた。今までにないワクワクを体験出来て嬉しかった。
また観に行きたい。4Dも体験してみたくなった。