3日前トップガン・マーベリックを観てきた。二度目になる。今回は4Dでの鑑賞。初めての体験を前にドキドキした。
映画鑑賞室に入る手前にロッカーがあった。そこに貴重品以外の荷物を入れるように看板に指示されていた。驚いた。そんなに激しく動くものなのかとワクワクが大きくなった。
風
全体を通して風を感じていた。感じ過ぎたと言っていい。バイク、ジェット機の離陸、戦闘練習、任務遂行場面等風を感じまくった。正直言うと寒かった。半袖では寒い。両腕を交差して手のひらで二の腕を温めた。中盤ですでにトイレに行きたくなった。座席は揺れるしトイレに席を立っていいものだろうかと悩んだ。初めての体験だったから4Dでのマナーが分からない。果たしてトイレに立つことは許されるのか。トイレを我慢することが4Dでは当たり前なのか。我慢して席を濡らすことになった方がオカシイ、席を立っていいのだ、いやしかし…とグルグル頭の中で考えて映画内容どころじゃなくなった。
グルグル思考が止まった。今だと思った。でも一番好きな場面の一つ、任務遂行に臨むべく空母から離陸したタイミングでトイレに立った。戦闘機が離陸した直後は何故か揺れが少なかった。これからいい場面が展開するのに残念だった。けれどいたしかたない。ラッキーだったのは、自身の右手の4席全て空いていたことだった。比較的スムーズに出られた。
戻ってきた時は任務遂行真っただ中。それが落ち着くまで袖で待った。マーベリックがその後ピンチに陥った時に席に着いた。彼を救おうとしたルースターが現れた瞬間涙が出てきた。初回には感じなかった感覚。二人の気持ちが交差してぶつかるが思いやる気持ちがそこに溢れてる、そこに感動した。
水しぶき
風と共に自身を苦しめたのは水しぶきだ。ヨットに乗っている時や空母に乗船してるときに少しだったがそれも刺激に感じたのはどれだけ追い詰められていたか(笑)
一緒に体験するつもりで服装を整えなきゃと思った。
シートからのアプローチ
何度か背中を小突かれた(笑)どんな場面だったかははっきり覚えてないけれど、えっ?と驚いた。
映画とは別に楽しめたのはロケットや銃の発射時のアプローチ。耳元から空気が勢いよく数回出てきた。髪の毛が前に押され揺れる。と思ったらふくらはぎに銃の発射に合わせて”空気銃”が打たれた(笑)新鮮だった。
不思議だったのは尿意を感じた時は振動が一番堪えると思っていたが、今回に限りかもしれないが意外に大丈夫だった。マックスに達した時は論外だったけれど(笑)
アトラクション
4Dを自分の中でどう捉えるか今回勉強した。
映画とは別物だ。ディズニーランドやUSJにあるアトラクションを楽しむ感覚でいた方が楽しめる。
自分のペースで感じたいのなら通常の映画で、少し臨場感をプラスしたいならIMAXがベストかなと。
戦闘機操縦シーンの合間に会話が差し込まれていて”現実”に戻された。シートが揺れるのが収まり、会話シーンが終わるとまた揺れる。そうか、そうだよねぇとアトラクション内容に注意が向く。
物語の展開通りに動く”もの”と心の流れは同じじゃないことが分かった。余韻を楽しむ前に次の展開に引っ張られる。だから物語に入り込めなかったのだ。余韻を楽しんでいたのが今回分かった。