”夢をかなえるゾウ”(本)は刺激的な日々を与えてくれている。毎日?出されるお題を何とかこなしている。難しくて厳しくて凹む。でも楽しんでる自分もいる。
鏡
覚悟は出来ているかとガネーシャは最初に聞いてくる。
その意味がじわじわと分かってきた。
”一日なにかをやめてみる”では、自分の生活から必要のない時間を空ける作業だ。それは身の回りの物を断捨離するのと同じ感覚では出来なかった。思った以上に苦痛を伴った。具体的には、ネットを見る時間を減らすこと。”え?本当にするの?自分…噓でしょ”と心の奥底で感じた。
次の日は”その環境を整える”だった。ベッドの位置を変えてすぐに横にならないようにした。充電用プラグをあえて足元に設置した。寝る前に検索したり、YouTube に繋がないように、それを意識するようにした。今のところ夜寝る前に関しては効果が出ていると思う。睡眠が程よく取れるようになった。
課題の中でも衝撃を受けたのは”毎朝全身を見て身なりを整える”だ。
20代の頃に外出時毎回チェックに使っていた大きな姿見は娘に譲ったから、すぐにニトリに買いに走った。
洗面所の鏡、手鏡はあるから毎日顔は見ていた。でも全体像は何十年とまともに見ていない。30代、気にする暇がない生活を送ってきた。最近は”ほったらかし”が”通常運転”となっていた。その結果だろう締まりのない、それも少なくとも八年位は毎年同じ格好してる冴えない自分がそこに立っていた。凄く残念な気持ちになった。覚悟はできているかという言葉が突き刺さった。
人に聞く
”自分の得意・苦手を人に聞く”。人から聞く自分の姿は案外合っているとのこと。少なくとも参考になる。自分でもそう思うけれど、しり込みする。いや、そう思うからこそ恐れが強くなる。ハードルが滅茶苦茶高い。勇気が出ない。トライする前から凹んだ。
さすがに職場の人には聞きづらいから手短なところで息子に聞いてみた。するとやはりハードな答えが返ってきた。
<頑固>得意なこと、苦手なこと聞いてるのに性格的なことを伝えられるとは予想外だった。頑固って自身の”苦手なところ”だろうか?息子自身が母親の性格で苦手という意味ではないか。複雑な気持ちになった(笑)ディスられた(笑)
<人見知り>そう捉えられているとは思わなかった。友だちが少ないと思っているらしい。確かに多くはない。色々な経験から人を見る目は肥えてきているから本当に好きな人と時間を共有したいと思うようになった。限られた時間を大切にしたい。だから悪意ない人には心を開く。マウントを取らない人にも心を開く。ただそれだけだ。確かに、頑固だ(笑)
ーこの一見負と思える内容を息子から聞いて良かったことがある。仕事でのコミュニケーションを増やそうと思った。これもガネーシャ効果なのかー
<新しいものを取り入れて挑戦する>という言葉は嬉しかった。きっとフラフープのことだと思う。
<ハマったものはとことん続ける>も励みになった。11年間続けている太陽礼拝から始まる”なんちゃってヨガ”と30分足らずの食後ウォーキングをみてのことらしい。
聞いてよかった。全てが宝物になった。娘にも聞いてみようと思う。
夢を楽しく想像する
父の心の病気がきっかけで心理学の勉強をした。その時習った言葉、アファメーション。それが今回の課題、”夢を楽しく想像する”に通ずるような気がする。
今年春から、”お金が腐る程ある””信頼できる人たちに囲まれて生活してる””高め合える人が傍にいる”の三つが自身のアファメーションとしている(お金があっても信頼できる人と共に生きないと孤独だ。お金がなければそもそも生活が出来ない)。願いは欲張ってもいいのだ。
始めは少し無理やりだが、楽しく具体的に想像してみようと思う。海外旅行したい。拙い英語と身振り手振りでコミュニケーションとって知らない街を探索したい。海の音をビール飲みながらのんびり聞きたい。好きな車を買って気ままにドライブし美味しい料理を食べたい。一生仕事を楽しんでしていたい、etc。
運が良いと口に出して言う
今まで読んできた本の中にも何冊か”運がいい”等の自分を上げる言葉を声に出して言うと運が上がってくるとあった。でもどんなに頭ではそうであろうと分かっていても仕事で凹んだ日や気分が乗らない日に言葉にするのはなかなか難しい。そもそもそんな時は暗示をかけることも頭から抜けてしまう。色々考えた結果、習慣づけることが課題をクリアする近道だろうということに気が付いた。
夜寝る前のルーティンはいっぱいいっぱいだ。やることが多いと寝つきが悪くなる。どうしよう。
ならば、何も起こっていない朝なら前の日に嫌なことがあったとしても少しは薄れているだろうし、まず寝ぼけている。朝の一言を“運が良い”にすればほとんどストレスなく生活できる。それで運気が上がれば最高にハッピーだ。
卒論
今回この本に出会って卒論を思い出した。
ある一冊の本を軸にして日本と海外、主に英語圏の国との違いを文献を漁り検証した。実は先輩方の卒論を参考にしたがそれでも結論は変わっていった。文献が違うからおのずと違う着地点になったのだろう。
同じことを今していると意識するようになった。検証しているのかもしれない。何が変わるのか。少しづつ刺激を受けてることを感じている。その時点で前の自分とは違うのだ。どんな自分が現れるか楽しみだ。
色々な人間関係に悩み苦しみ、コロナ禍もあって閉塞感が漂っている。ただその中でもこの本と出会い、毎日新しい発見があってワクワクできている。それが何より新鮮でうれしい。