ここ数日三月にNissy札幌ドームライヴ参加するかどうかの決断、又その為の手続きで心が忙しかった。参加するのに大いに悩んだ(仕事が繁忙期で休みを申請するにも躊躇した)。急なことだから費用も掛かる(これが大きい💦)。障害が重なって立ちはだかったら止めようと最初はどちらかというと断念する体だった。

そもそもこんなにそのライヴに固執するのは勿論Nissyの魅力であるのは間違いないけれど、もう一つは娘とのコミュニケーション、共感を得たいためでもある。

色んな思いが押し寄せる中早く決断しなければならなかった。

一歩

最初は二月の東京でのライヴ参加が最適だと考え上司に閑散期である今現在打診したが却下された。申請しようとした日がたまたま忙しいらしい。その後ダメもとで繁忙期の三月打診したらその日も仕事が埋まっているとのことだった。繁忙期だから仕方ないと諦めた時、何とかするから休んでくださいと声を掛けられた。傍にいた同僚が”さすがに二回続けて申し出を断るのは問題ありますよねぇ”と声を掛けてきた。それには肯定も否定もせずただただ上司に二回程本当大丈夫ですかと確認したが答えが変わらなかった為素直にそれを受け止め休みをもらうことにした。

一歩前に進んだ。というより進んでしまったという方がその時は気持ちが近かったように思う。

ハードル2

飛行機代が悩ましい。

半年前ならこんなに掛からないのにとか、東京ならこんなに掛からないとどうしても思ってしまう。遂にはここまでして参加する必要あるかと思ってしまうこともあった。

そんな中途半端な気落ちだからか色々なサイトを見るのにも疲れた。結局いつものサイトで予約してみた。便を抑えるのにはお金がかからないから一応キープしたという感覚だ。

金曜日最終便で予約したのにも少しストレスがあった。間に合うはずだけれどギリギリで行動するのに不安があった。ライヴ当日に移動するととんでもない金額が飛んでいくから当日は論外だ。止めようかなぁとどうしても思ってしまう自分がいた。

カード決済するつもりで決済期限の三時間前に手続きし始めた時しくじった。セキュアで送られてきた番号を入力したはずが間違ったみたいで即カード決済できなくなった。中途半端な気持ちで押したから間違ったのかもしれない。他のカードはセキュア手続きしてなくてすぐには使えない。

結局コンビニ決済に切り替えた。でも焦り過ぎて何かに触れたかもしくはサイトに不具合が生じたのかなかなか決済バーコードが出てこないトラブル?があった。飛行機予約サイトにメールで状況を伝えたほどだ。落ち着いて一度サイトからログアウトし最初からやり直ししてみた。するとバーコードが現れ無事決済することが出来た。間に合った。

コンビニ決済で四苦八苦してる時自分の本心に気が付いた。行きたいのだと。

決済するのにもギリギリ行動はNGだと反省はしたけれど本心に気付けたから良しとしようと前向きに捉えた(#^^#)

ハードル3

ライヴ前日と当日に宿泊するホテルを検索していると今までの常識がズレていることが分かって愕然とした。

一つ目は価格だ。一か月前の予約でシングル一泊15,000円は数少ない。それ以上の金額が当たり前だ。娘の結婚式の際半年くらい前の予約で17,700円位だったから当たり前なのかもしれない。でもこのホテルは三つ星ホテルだったからビジネスホテルだと一万円未満かなぁと思っていた。調べ方が良くなかったのかもしれないが今は一万円台のホテルはリーズナブルなのかもしれない。ショックだ。

二つ目はパーテーションやカーテンで区切られた空間を売っていることととその多さだ。3,000円台からあるカプセルホテルやゲストハウスがそれだ。ニュースでは聞いたことがあっても実際サイトを検索して驚いた。と同時に違和感があった。勉強不足だったこともあると思う。

知らない人とカーテン一つで同じ空間というのには抵抗があった。”昔の人”なのかもしれない。

余談だが、高校生の頃家族でスキーに行った時急遽宿泊先を探すことになった。六人泊まるところはなかなかなかった。それでも強引な父は旅館と交渉し朝食が用意される会場の舞台で泊まることを承諾させた。落ち着かないかと思いきや良く寝れた。きっと家族そろっていたからだと思う。緞帳ごしに聞こえる人の声で朝起きた事を思い出した(^▽^;)

違うステージ

ホテル選びで悩み疲れ違うことをしようと思って様子伺いで母に電話を掛けた。

話の中でホテルを迷っていることを話すと普通のホテルを選びなさいと強く言われた。カーテン一枚で寝るなんてことはあってはならないと強く言われた。

その途中でとんでもない言葉を何度も発した。

還暦過ぎたばばぁがそんなとこ選ぶんじゃない。もうばばぁなんだよと。何度も何度も娘にばばぁと連呼したのには参った。

自身に対して余程鬱憤が溜まっていたのか。それを何十年も抱えていたのは分かっていた。父の葬式での自身への振る舞いは今でも嫌悪を感じる。それ以降でタガが外れたことは今回初めてだ。自分の思い通りにならない娘への気持ちや少々の妬みも感じた。いつものことだが今回も激しかった。

ばばぁにばばぁと言われたくないわと毒づかず笑いながらスルー出来た自分に成長?を感じた。母は自分がマウントを取っていることすら気付いていないはずだ。高学歴と知性は比例しないこともままある。

マウントを取りながらも母は自身の身の安全を心配したことは伝わってきた。

電話を切ってからドアで仕切られた部屋に泊まれる出来るだけ安価なホテルを探すことに成功した。それに会場から近い。残り二部屋だったから焦った。

大きな出費になるがご褒美だと思うことにした。

人が動くと周りも動く。その周りの人の意識や考え方が伝わって刺激になる。今回嫌な思いも思いがけずしたけれど前向きに捉えている自分が好きになった。

明日生きているかどうか分からないのだから周りに迷惑かけない程度に自分を楽しませようと思う。