先週金曜日朝仕事に出たら、仕事の割り振りが出ているホワイトボードに自分の名前が無く嫌な気持ちになった。忘れられていたのだ。人数も多く担当者は大変なのは分かるけれど確認してよ!朝お弁当作って焦って洗濯物干してご飯食べて一所懸命自転車漕いできたんだから~!!!と言いたかったのを我慢した。忘れられたのは自身以外にも以前にも大勢いたのでその気持ちは一瞬だけだった。

気持ちを切り替え有給休暇を使うことにして無理やりシフト表に自分の名前をねじ込ませることは止めた。フリーの時間を楽しむことにした。

天国と地獄

今娘と一緒に観ているTVドラマだ。毎週楽しみにしている。綾瀬はるかさんと高橋一生さん主演のドラマで魂が入れ替わるというファンタジーが取り入れられた作品だ。

綾瀬はるかさんの美しさと運動神経の良さに注目している。特に走る時のフォームの美しさに惚れた。何度も再生してうっとりした。

高橋一生さんの”女性らしさ”は半端ない。本当に入れ替わったようだ。しゃべり方、しなり、ふくれた表情等、可愛い。自身より数倍女性だ(*^_^*)

犯人と思われる∅。キーとなるドラマに出てくるマンガの登場人物でもある。そのマンガにはどんなコミュニティに所属していても存在感の無い存在として∅が描かれている。それが才能だとも。それを自分に当てはめてみた。シフト表に名前が無かっただけのことで∅と自分を重ねてみること自体ネガティブになっているのかなと顧みた。ただそれが才能ということであればまた感情が違ってくる。ひねくれて捉える必要ないなとも。ポジティブなのか。

厳格な父、従順な母のもとに生まれた。祖父母と暮らした。その時の暮らしを思うと少し胸が苦しくなる時もある。

食卓の席順は絶対で家での”順番”を表していた。それが凄く嫌だった。自分の存在の軽さが分かるから。早く出たかった。尊敬するし、同じことを自身の子どもにできない程してくれたから感謝もしている。がしかし、生まれ変わる技術があったとしても同じ家に生まれ直したいとは思わない。男尊女卑が徹底した家だった。小さい時はそれに抵抗した。理由も聞かれず叩かれたり、車庫や室等暗闇に閉じ込められた。高校生になるころには出来るだけ波風を立てずに生活するようになっていた。自分を表現することを諦めた。そして早く家を出ることを決意していた。

その感覚が今の自分を作っている。

幼いころから自身は口を半開きにしてボーっとしていることが多かったらしい(昔の写真を見るといつも残念に思う)。頭の回転が人より遅いのか感覚が違うからか話を聞いている方が楽だった。だから一向におしゃべりが上達しない。

でも何故か小学生の時から委員長、部長を任されることが多かった。ボーっとしてる間に推薦され役についてしまうのだ。”難しいこと”を押し付けられがちだと思っている。究極だったのはPTAで副会長を任された。新しい土地に移ってきたばかりの人が陥りがちなパターンだ。周りの委員長たちは地元の人。デキる人ばかり。ある人が初顔合わせの時そっとサポートするからねと言ってきた。副会長候補だったんだとその時言われた。その時言うくらいだったらこの役受けてよ!と断り切れない自分を棚に置いて、どこへも向けられない憤りを感じたのを覚えている。

職場では出来るだけ存在を消した。ある意味ホワイトボードに名前が無かったのはその成果ともいえる。

残りの人生

今現在子どもが成長し下の子が自立まであと少しとなった。これからは自分の時間を大切にしていきたい。幼い頃にできなかったことを今思いっきり色んな形で楽しみたい。

このブログはその”初めの一歩”だ。