15日息子がPCR検査を受けた。先週の金曜日から軽い咳をし始めていたのは気になっていた。確かに本人は蓄膿症だしアレルギーを持っている。今の症状が本当にそれが原因か医者でもないのに本人が断言したのは違和感あった。そう思いたかったのだろうと思う。
マスクを寝るときも付けるよう徹底させた。熱はなく頭痛もないからそのまま様子をみていた。でもとうとうその日の朝喉がかれて声が出にくくなった為か内科か耳鼻科を受診したいと言ってきた。電話で問い合わせてみてと助言をして仕事に出た。
動揺
仕事帰りにLINE見て動揺した。PCR検査を受けたこと。家族は次の日結果が出るまで仕事はお休みして欲しいことが書かれてあった。事情はこうだ。
息子は病院に電話したところ保健所へ電話するよう言われた。電話すると子どもとの接点あるバイトしていたこともありPCR検査を受けた方がいいとアドバイスがあったとのこと。
同じ家にいれば感染の可能性が高い。考えてみれば当然。だから家族もそれに拘束される。ニュースや情報番組で知識が入ってきてはいる。知識がある程度あるはずなのに当事者になると途端に感情が入ってくる。
どうして休まなきゃならないの。まじであり得ない。どうにかしたい。など色んな自分の都合や感情が中心になってしまった。一瞬ではあるもののこうしたやりきれなさを感じた。息子の体調を考える前に。
のんき
帰宅すると息子ののんきな声がした。誰かと通話中だ。娘が自分の会社へ報告義務があり保健所との通話を記録して欲しいと依頼してきたらしい。
その後の電話。彼女とのんびり電話でウハウハ笑い声が聞こえてきた。
彼は一応気を遣って食事中もしゃべらず食べた後はマスクをして自室へすぐ戻っていった。動揺した様子はなかった。
連絡
15日午後に検査を受けて次の日15時ころ電話連絡が入った。結果は陰性。担当医からだろうか保健所の方だろうか仕事への配慮、体調面で気を付けること等、とても丁寧にお話ししてくれた。安心した。
電話を切った後皆で喜んだ。良かった。本当に良かった。その喜びようから本人が実はとても動揺していたことを感じた。
被害
15日の夜娘は友だちと高級料理店で食事をするはずだった。だいぶ前から予約を取って楽しみにしていた。でも弟が検査を受けることになりキャンセル。キャンセル料は二人分の16000円。ブツブツいいながらも嘘をつかずにキャンセルしたそんな娘を誇りに思う。
情報
陰性だということを会社の担当者に報告した。良かったという言葉を貰ったが次の日朝礼で違和感を感じることが起こった。
息子がPCR検査を受けて陰性だったと朝礼で責任者が話したことだ。それを皆の前で発表?されてから居心地悪く感じた。自分は危険じゃないと説明しなきゃならない。安心させないといけないと無意識に動いていた。疲れた。
学校の対応は把握していても名前や状況報告はしないと聞いている。差別や非難の対象になる可能性があるからだ。個人情報が大切に保護されるべきという認識が定着しつつある世の中に逆行する行為だ。これではPCR検査を受けたこと、陽性だということを伏せて出勤しようとする人が出てきてもおかしくない。それを作っていると感じた。
公人、芸能人も人の子。公にする必要があるのか疑問だ。大切なことは同じように保護されるべきじゃないのか。なにか利益や学びがあるのか。むしろ”異物”扱いする環境を変えていくことに尽力して欲しい。
身近
今週一週間テレビの向こうで起きていることとどこかで感じていたことが急に身近に感じた週になった。今年が明けてからこの話題が中心を占めていたが今の今までどこか他人事だった。このことで気を引き締めようと思った。徹底しようと。
楽しみも見つけつつ(#^^#)
これも大切なこと。