子ども時代
はっきり意識したのは小学校高学年の時。両親ともに弟二人に接する時とは明らかな差があることを感じ孤独を感じた。
階下から聞こえる笑い声
疎外感
小学校の時兄弟でちょっとした芝居を家族の何かのお祝いに何度か披露した。私主導でセリフ、動き、小道具等準備して家族の笑いを引き寄せた経験がある。
自分が子どもを持ってからだいぶたったある日、その芝居が弟たちが全て企画演出大道具全部やっていたと思っていた母に驚き、悲しくなった。親の鈍感さに衝撃受けたのを覚えている。
姉弟で一番親孝行
学校生活、進学、就職…親に特に心配を掛けることなく比較的順調に送ってきた。
姉弟の中で一番経済的にも心情的にも親に負担を掛けずに生活してきている。
職場の先輩とその話になって…
どうしてだと思う?!一番迷惑かけてないのに報われないの!!!おかしくない???!!!
親の言動で生じた怒りを最近感じたみたいで、先輩は激しく感情を爆発させていた。互いに親の介護がチラつく年代。先輩のフラストレーション溜まりまくっているのかもしれない。
お互いに子ども時代の自分の経験を話して…
次に親の立場として起こったことを出し合うことになって…
兄弟姉妹で誰か一人を特別に気に掛ける自分に気付き、ならそれはどうしてかの話に…
あっ…
二人同時に声を出した。
手のかかる子どもはそれだけ触れあう機会が多いから想いが深まる。思い出もそれだけ多くなる。順調に進む子は手がかからない。それだけ触れ合いが少ないのだ。愛情の度合いが否応なく変わってくる。それは自然なことなのだと気づいた。
二人で納得して二人で満足した。
文章を書くたびに心が軽くなっていく。嬉しい。
余談ですが…この先輩は感情をはっきり表現するので最初苦手でした。時を重ねるうち、きっちり仕事をする先輩に対して自分の中に信頼が生まれて、陰で悪口言われていたのは分かっていたけれど勝手に好きになっていました。この出来事で更に好きになりました。
