先週ふと頭に浮かび黒留袖を出して虫干ししなければと思った。娘との約束がその日あったからその準備をしなければならなく、時間がなかったのにやり切ろうと思った(約束の時間には間に合った(*^^)v)。

記憶

焦った。黒留袖がない。

時間がないせいで見落としがあるのかもしれないと思ったが直前に話した母の言葉が頭に残っていた。

”黒留袖ってあった?””作ったっけ?””いつ作ったの?”と認知症かも?!!と思える発言があった。でも手元に無い。本当は自分が認知症かもしれないと不安になった。

記憶を遡ってみた。何時使ったかなかなか思い出せなかった。本当に持っていただろうかとさえ思い始めた時、下の弟の結婚披露宴で上の弟に”極妻みたいだな”と言われ”うっせー”と応えたシーンが頭に浮かんできた。やはり間違いない。留袖を作った過去はあると確信できた。母に預けたことも思い出した。その時クリーニングしておいてあげると言われたことも。

その思いのまま娘に会いランチをし(遅い母の日として奢ってくれた(*´▽`*)、結婚祝いをくれた親族に半返しをする為娘が付き合って欲しいと頼んできたので百貨店に行った。

自分の非と記憶がないことを認めたくない母をLINEで説得した。焦りが伝わったのか自身が外出中にタンスの中をチェックしたようだ。実家のタンスの奥から出てきた!!!自分の記憶が正しかったことに安堵した。

長襦袢に関しても彼女は初め頑として預かったことを認めなかった。黒留袖のクリーニングを申し出てくれて長襦袢は持ち帰ってと言うのは不自然なのだ。でも実家にはない。考えられるのは父が亡くなった後弟が父の着物を多量持ち帰ったがその中にあるのかもしれないと言われた。確認もせず母は弟に任せていたらしい。弟も確認せず持ち帰り、その後従弟の嫁に何かしら渡したらしい。どちらにせよ実物はどこにもない。

成人式に着た長襦袢はあるけれど留袖には不釣り合いだ。作ることに決めた。

状態

二日前黒留袖が手元に戻った。

状態はかび臭く、ところどころ白カビらしきものがついている。それにシワシワだ💦クリーニングが必要だがどこに出していいか分からない。ネットで調べると宅配型と直接自宅に来て見積もる店、大手クリーニング店とタイプが三つほどある様だ。着物を扱う資格を持った人がいるお店がいいとのことだったがそれを調べるのは結構難しい。

自身は直接自宅に来て見積もるタイプのある店に少し心が動いている。口コミが多いのが大きな判断材料だ。他の店は口コミがない。見つけられないだけなのかもしれないから、クリーニング期間を考慮する必要があるがもう少し時間を掛けて検索しようと思う。

人任せ

今回母は自分が悪いと思っているようだ。こちらが悪い、弁償すると言ってきた。

母はすぐ”勝負”を意識するみたいだ。賭け事はしないがスポーツ観戦、特に野球が好きで一喜一憂している。選手の名前やプレーをほぼ覚えていて従弟と話した時従弟が驚いていた程だ。更に驚いたのはBSNHKで放送されていたブレイクダンス競技を嬉々とし、そのプレーを見逃すまいとTVに釘付けになりその勝負を楽しんでいた。自身は国際戦はやはり強く勝負を意識するが、どちらかというとプレーの美しさを見る方が好きだ。

人任せで更にすぐ確認しなかった方に非があるのだ。それが余り伝わっていないようだから伝えようと思う。