一年前から左肩が痛む。腕を下に伸ばし、そのまま横から上に伸ばすと左手は肩の高さまでしか痛くてあがらない。その内治るだろうと思ってだましだまし左腕を使っていた。今年の夏、いつまでも痛みが消えないことにイライラして整骨院に行った。何度か通ってもその瞬間は動いてもすぐ元に戻る。諦めるしかないのかと思っていたら、久しぶりに電話かかってきた友だちから肩関節周炎(50肩)を経験し治ったという話を聞いた。

受診きっかけ

先週の水曜日に整形外科を受診した。何故四回程通った整骨院じゃなく整形外科を受診したかというと、朝起きた時左腕全体が痺れていたから。その時は慌てたのに、暫くするともとに戻ったせいか先生にどうして整骨院じゃなく来院したのかと2,3回問われた時そう答えられなかった。

その少し前NHKの番組で股関節の痛みをその内治るだろうと一年間放置していた女性の体験談を放送しているのをたまたま観た。それと自分と重ねたからだと先生には最初受診理由として話した。ボーっとしているにも程がある(笑)。先生は理由として”弱い”と感じていたのだろう、しつこく聞かれた。

結果

友だちと同じ肩関節周囲炎とのことだった。レントゲンで骨、筋肉ともにおかしなところはなかった。軟骨のすり減りということもなかった。

50肩になることは年老いた証拠という認識があって以前の自分なら受け入れられないことのひとつだった。そんなものなるわけないとか。でも素直に受け入れた。心は若くとも(笑)老いを受け入れた自分に成長?を感じる。年相応で、でもそれなりに健康であれば儲けものだ。悪いものじゃないことに感謝した。

リハビリ

痛み止めの飲み薬(ロルカム錠)を一週間分と経費吸収型鎮痛剤(ロキソプロフェンNa)を処方された。最初の一週間は出来うる限り通院しリハビリをするようにとのことだった。痛み止めを飲んでいる間は可能な限り行こうと思った。この肩関節周囲炎は患部を動かすことが治癒するための条件らしい。痛み止めはご飯を食べてすぐに飲むように指示されたから多分胃に負担を掛けるのだと想像できた。長期間飲むことは体に負担をかける。リハビリに集中しようと思う。最初が肝心(傷んでから一年かけちゃったから最初が肝心というのも笑っちゃうけれど(笑))。

昨日で3日目だ。木曜日は休診日だったから通えなかった。肩をホットパック(?)で10分温めて(確か75℃)、電気を10分間肩に流す。充分肩が温まった後、上に滑車がついている椅子に座りそこに渡されているロープの先にそれぞれ握り手がついているリハビリ専用器具で5分から10分自分のペースで肩を動かす。

初日は左腕を横から上にあげられなかった。痛みが走りゆっくりでも無理だった。三回目の昨日はピリピリっとするものの少し時間を掛ければあげられるようになった。継続は力なりだ。嬉しい。

看護師

今回の受診で看護師や療法士の声掛けが非常に重要だと感じた。”大丈夫ですよ。治りますからね。私もそうだったから。”とレントゲン取る前に声を掛けられ力が湧いた。明るい声の対応に癒された。自分が自覚するよりも気弱になっていることを確認できた。知らないうちに心が下向きになるものだ。そんなときの何げない雑談、世間話、声掛けは心の隙間を埋める。雑談や世間話が比較的苦手だと自覚している自分には少しハードルが高いからまずは声掛けを意識しようと思った。仕事でもプライベートでも。