昨日静脈瘤手術を受けてきた。日帰り。病院はネットのコメント評価を頼りに選んだ。

この術式を決断したのは検診で医師に指摘されたことも心のどこかにあったが、何より左右の足のバランスが悪くなってきたことにある。

ウォーキングの時右足は意識しなくとも前に出るのに左足は意識して前に出す感覚になってきた。左足がいつも怠くいつか大きな怪我に繋がりそうだった。

数年前、やはりウォーキングしていたときのこと。信号が点滅していたから向こう側に走った。渡り切る手前で足を付いた瞬間、膝の関節が外れたかのように見事に崩れ落ちたことがある。何が起こったのか分からなかった位。どちらの足を着いたのかは覚えてないが、不安は消しておきたかったことも一つの動機。

受診

三週間前に受診。コメント評価通り丁寧な説明があった。先生も質問しやすい雰囲気を作ってくれていたのが嬉しかった。

以前医療事務で働いていた時よく電話で先生に確認してくれと問い合わせが多くあり困り果てたことがある。昔は電話で対応できたのかもしれないが今は一切できない。そうお伝えしてもお年を召した方々は納得しない。一度直接自身と話したいと強く言われ対応した経験がある。先生に直接聞けない人が多すぎる。そんな経験もあって質問しやすい雰囲気を出してくれたのが新鮮だった。

血管内焼灼術、血管内塞栓術等の詳しい説明と受けた場合のそれぞれの過程、術の歴史、術後の感覚等、本当に詳しく丁寧に熱く優しくお話ししていただいたことが感動だった。

自身が選んだのは血管内焼灼術とスタブ・アヴァルジョン。痛みが多少あるが一年後血管が消失するということが性に合った。

手術

14時の予約だったので8時までの食事。後は一時間前までの水、お茶の摂取はOKだった。

早めに最寄り駅に着いたので前から気になっていたマグカップを購入し気持ちを上げた。

予約時間少し前に到着。前の手術が押してるとのことで少し待った。

術前の問診。血液検査の結果。聞きたいことありますかと質問され、前から気になっていたことを質問した。既存する伏在静脈を焼いて何か支障はないのかと基本的な質問をした。前の受診時に質問しておくべきだったことだ。でも先生は優しく丁寧に心臓バイパス手術の血管をそこから取るくらいのものなので大丈夫ですよと説明してくれた。安心して術に臨めた。

着替え用個室へ案内されスカートをショートパンツに履き替え、髪の毛を専用のヘアキャップに押し込め待機していた。

隣の術室へ案内され患部の写真を撮り手術台へ。後は静脈麻酔を打たれ、そのまま眠りに。肩を叩かれ声を掛けられてのんびり目を覚ました。意識のあるまま術を行うのかなととんちんかんなことを思った。時計を見ると15時前。???とボーっとしてると、看護師から終わったんですよと声を掛けられた。笑えて来た。自分がどれだけ頭整理できていないか感じ取れた。

先生はもういなかった。着替え用個室へよろよろしながら向かい、少し元に戻るのを待った。飲み物を用意してくれるというのでホットティーを頂いた。

ゆっくり着替え会計へ向かった。医療用機器ハイソックス(3960円)を含む三割負担で40000円強支払った。

悪夢

夕飯の材料は電車最寄り駅のスーパーで買った。多少足が重かったが普段と変わらない生活。夕食づくりは途中から娘が手伝ってくれた。(娘本当可愛い。きついこと言われることもあるけれど、いざという時に力を発揮する)

処方された抗生剤、痛み止め、胃薬を夕食後服用し風呂、シャワー禁止の為早めに就寝した。

良く寝たと思い時計を見たら夜中2時過ぎ。ゲッ、まだこんな時間。なんだか左足が重くなってきたなと思いながらもいつの間にか寝ていた。

うっすら、これって痛みだよな。まじか。なんでこんな時間に。薬飲むか。6時間空けてるから飲んでも大丈夫。でもお腹に何か入れなきゃならないしなぁと思いながら、痛みを先送り?に何とか自分を胡麻化していた。

明け方、足がちぎれそうになってる夢を見ていた。以下は夢の話。

足は白い骨一本でかろうじてつながってる状態。断面も見えている。出血していないのは不思議に思ってない。物凄い痛みと闘いながらも夜中だからと夜が明けるのを待つつもりでいる。救急車を呼ぶ頭はない。何とか寝れた(夢の中でだから)。ハッと目を覚ますと唯一繋がっていた骨が折れている。足首より少し上を境に完全に分離してしまっていた。これはくっつくのかどうしたら元通りになるのか、痛みと闘いながら、病院を探し、目の前にある現実を受け入れられない自分を鼓舞しているところで目を覚ました。

夢で良かった。左足を確認して安堵した。想像を超えた痛みだった。夜中に起きて何か食しても痛み止めを飲むべきだったと後悔した。

状態

今は左足に少し痺れた感覚がある。きつく包帯を巻いているせいかもしれない。足付け根から膝にかけて突っ張った感じがしている。これは焼かれた血管が縮むことが関係しているらしい。今後も記録したいと思っている。