今年に入ってすぐに新卒で入った会社の同期から還暦記念で同期会開催の連絡があった。東京採用の同期女性は一人も参加しないことも知らされた。参加した女性は37年前ほんの数日研修で過ごした大阪採用女性が10名程だけだ。男性20名程。悩んだが参加の返事をした。還暦という節目であったし、お互いさまだけど”どのように変化したか”に強烈に興味が湧いたからだ。

一次会

先日体調が今一つだったこともあったため一次会だけ参加する気持ちでいた。喉が痛く咳が出始めたから不参加も頭にあった。不参加だった場合当日キャンセルだから費用はマスクをして届けようと思った。今年一月十日間ほど熱が下がらずどんどん体力が奪われやせ細ったことや今月北海道へ行く予定もあるから無理をしない、万全を期したい気持ちが強かったことも理由にある。

店に入り事情を話し費用を払った。初めお金を返されたがそれでは来た意味がないからと一二分同じやり取りをした。その内料理が配られ始めるともう少しもう少しと言われその内出るタイミングを失った。食事だけいただき頃合いをみて出ようと思った。

本来ならビール🍺飲んでほわほわ気分になるところだ。自身の唯一の長所?は付き合いの浅い人や知らない人の中でもアルコールが入れば盛り上がれるところだ。だから参加する気持ちになっていたのだがビール🍺を飲む気になれずウーロン茶で食事した。最初は気を遣ってくれていたがその内ポツンとなった。体調も良くなかったからもうすでにできている輪に入っていく気力がなかった。

そろそろ出るタイミングだと思って腰を上げた時後ろの席にいた同じビルで働いていた”男子”がここへ座れよと声を掛けてきた。

確かに何度も飲み会したり、カラオケ行ったり、冬には一緒にスキーに行ったりした仲間だ。折角参加したのだからと話したくなった。そうこうしているうち自己紹介的なスピーチ3分程することになった。それは避けたかったのにグズグズしてしまった💦完全アウェイの状態で内容のない自分のスピーチに激しく自己嫌悪し疲れがどっと出た。気付くと会場借りている三時間があっという間に過ぎていた。

二次会誘われたが堅く断った。体力が限界だった。お酒の力を使わず輪が出来ている中に入っていくにはもう限界だった。身体も心も疲弊していた。ただ心残りは一次会会場を出てたむろをしている輪に入れず(入る気力もない)それを感じるのも辛く会計をしている幹事二人が出てくるのを待たずその場を離れたことだ。LINEで申し訳なかったと伝えたが返信がなかった。直後に彼が作ったグループLINEに招待されたがそれっきりだ。会話はしたくない様子だ。

ま、いいか。

LINE写真

一次会の写真から始まり二次会の様子や次の日のゴルフの様子が分かる写真が次の日から今までどんどん送られて来た。若かりし頃の写真もあった。自分の表情を見てこの頃からかとハッとした。居心地の悪そうな楽しくなさそうな表情だ。緊張感が丸出しだった。

今回自分を思い出す良いきっかけになった。直視しなければ。この会に参加した女性はトリミング店を開業したり会計士として起業したり、建築士2級取って大手企業に再就職したり大活躍してる人たちだった。そのような経歴がないと参加できないのかなと少々不貞腐れた。でもLINEで今回参加しなかった人も招待されたがその直後退去した人がいて、その後に招待した人が”○○さんはLINEグループが苦手だそう”と補足を入れたのを見て同じ感覚の人がいるとホッとした。

感覚

疎外感を感じながら長時間過ごしたがそれでも帰りの電車の中で参加して良かったと思えた。何故だろう。

自分が変化していたのを自覚した。彼らは相変わらずだった。団体行動に安心感を得るというような。派手でありながらも友情を重んじるような。一旦仲間になってしまえば安心感を得られるのだろう。

一度繋がったことのある縁はまた生きた縁として繋がることもあるかもしれないと思いながら心のざわめきを”鎮火”させようと思う。

グループの主軸じゃなく、また連絡をずっと取っている人もいないのにもかかわらず無防備に飛び込む性格は昔と変わらないことは自覚した(≧◇≦)