先日貯水タンク清掃で日中断水になった為外出することにした。神社、寺巡りしようか迷ったがアマゾンプライムで観た映画”さかなの子”が頭に浮かんできて離れなくなったから海遊館に行くことにした。

10年ほど前に一度行ったことがあるがそれきりだ。少しさびれた感じがしたがチケット売り場に着いて驚いた。ウィークデイの午前中だからそんなに混んでいないと思っていた。事前にネットで購入可能だったけれど直前まで自分の気持ちが決まらなかったから窓口で買うことにしたのだ。チケット買うのに10分位並んだ。

色んな言語が飛び交っていた。日本語、英語は勿論のこと、スペイン語、中国語、韓国語等。はっきりは分からないがそれっぽい感じ(笑)フランス語は聞こえてこなかった(*^_^*)

親子連れとカップルが圧倒的に多かった。大人もワクワクするくらいだから子どもがはしゃぐのは当たり前。それが彼らの”仕事”だ。ただカップルにはモノ申したい気持ちになってしまった。

クラゲの展示ブースでは周りを暗くして展示されていた。にも拘らずスマホライトをクラゲに当てて撮影していた女性がいた。パートナーが傍にいて何も言わない。そのマナーの悪さに驚いた。又他の二カップルは彼女を写真にとどめ続けたいのかずっとその狭い場所を占領していた。気持ちは分かるがワンショットにして欲しかった。クラゲに夢中になって魅入る姿は何とも思わないのだが。声を掛ける気力はなく、観るのを諦めた。

見っけ!

一人で観に来た人はいないだろうと思っていたが、入館時前を歩く女性が目に入った。一人だ。彼女はズンズン前に進んでいく。入った意味あるのかという勢いで。自身は最初のブースのカリフォルニアアシカに釘付けになってしまった。初めは人だかりで全く見えなかったけれど待っていると順番が回ってきて観ることが出来た。ここで彼女を見失ってしまった。

もう、一人客はいないだろうと思っていた。太平洋に生息する生物を集めて展示されているブースにところどころ二人掛けの簡易ソファが置いてあった。そこでまったり心を癒そうと空くのを待って座った。左右にあるシートはすでに埋まっていたことも理由だったのか50代と思われる欧米男性がふらっと横に座った。彼は黙ってスマホを生物に向けていた。そうだよねぇ、癒されるよねぇと心の中で話しかけた(*^_^*)一人で来たとは思えなかったけれどその時は一人で楽しんでいる様だった。それが心地好く感じた。

思っているより自分は寂しかったのかもしれない。一人は気軽だけれどその場で共感し合うことは出来ない。家族、カップルが楽しむのをどこかで羨んでいたのかもしれない。

ジンベエザメ

二匹泳いでいた。彼らのサイズからすれば水槽が滅茶苦茶窮屈だとまず思った。毎日毎日同じことを只々繰り返す。命が危険にさらされたり、敵に傷を負わされたり、食に困窮したりせず生活できるだろうが、兎に角自分だったら嫌だと思った。映画「さかなの子」を観て水族館に来たがこのように感じるとは思わなかった(^_^;)

偶然イルカの食事の様子を観ることが出来たがもっと運動したいだろうなと思ってしまった。狭すぎる。

色々な目的があって展示されていると思うが今回予期せぬ気持ちになった。状況、経験等変われば感じ方も違ってくるのだろう。

昼食

昼食は隣接している天保山マーケットプレイスに入っているサブウェイに行くことにしていた。サブウェイは数年前自転車で行ける場所にあったが閉店してしまい残念に思っていたのだ。

いつものメニューを頼んだ。BLT野菜増し増し(笑)。今回はアボカドを加えてみた。めちゃめちゃ美味しい。やっぱりサブウェイ間違いなしや。

帰り道

自転車に乗りながら明るい空を見上げた。清々しい気持ちになった。電車の中では席でぐったりしていたのに不思議だ( *´艸`)

走り始め、太陽の光がさしているのに雨がぱらついた。お天気雨なんて本当に久しぶりだ。

生き物を傍に感じ癒され、思い立ってすぐ行動できた自分に満足できた。有意義な一日だった。