とてもショッキングなことを耳にした。

どうやら従妹が離婚するらしい。昨年夏夫婦と一緒に食事をしたときのことを思い出してもそんなそぶりは全くなかった。むしろ互いに信頼し、尊重し合う理想的なカップルだと感じた。

理由

何故そのようなことに至ったのか理由は一つではないと思うが、伯母の話では子どもがいないことがその最大の理由とのこと。吐き気がする。この時代にまだそれなのと。明治時代だったらまだ分かる。多様性を認めるこの時代にまだそんなこと言っている馬鹿がいるんだと激しく憤った。

夫には代々受け継がれている稼業がありそれを守らなければならないことは理解できる。でもそれとこれとは別問題として解決しなければなならない案件だと思う。明治時代やそれ以前を題材にするドラマに出てきそうだ。土地問題も絡んでいるようだ。今後舅、姑、義理の姉二人とその親戚が二人を引き裂く予定だ。それに異論を唱えない(唱えていたとしても押し切られる)夫も問題だ。大きく言えば因習が二人を引き裂く。今の時代にあっていいのか憤りを抑えきれない。50歳手前の従妹をその理由でしかもその年齢で縁を切るのは非情の極みじゃないのか。時代に逆行する。恥知らず、恩知らずだ。

復讐なんて言葉は無縁だと思っていたけれど、それは幸せは生み出せないと理解していてもSNSを使ってそれを執行してしまいたい衝動に駆られている。

ラストマン

日曜劇場「ラストマンー全盲捜査官ー」第六話で養父との愛情交流のシーンに涙した。ドラマでこんなに感動したのは久しぶりだ(以下ネタバレあり)。

犯人の子を預かることになった経緯はまだ示されていない。身なりも兄と大差なく、またその兄からも温かい言葉を掛けて貰っている姿からしっかり愛情を受けていることが分かる。又、それ以前の回からわかることだが教育を受けさせて貰っていることからかなりの愛情を掛けて貰っていることが伝わってくる。大きな愛を感じられて心地好くなった。

護道心太朗(大泉洋)の小学生のシーンが心をぐっとさせた。養父の誕生日シーンで他の人たちは高価なものをプレゼントする。自分は用意できずおずおずと封筒に入れたかたたたき券を渡すだけでいっぱいいっぱい。他の人の目を気にして硬くなる彼を温かく気にすることはないよと兄が言葉を掛ける。

6話の最後のシーンで、今それを使いたいと棚から色あせたかたたたき券を養父が取り出してきた時に涙が溢れだした。彼の愛情の深さ、広さを感じた瞬間。心が熱くほっこりした。きっと現実にも存在すると信じる。実の親子が必ずしも関係が上手くいくとは限らない。

又、心太朗の心を溶かしたのは主人公である皆実(福山雅治)の体験だ。人を助けるのに理由を付ける必要のない人もいるということだ。自身もその言葉に影響を受けた。無意識に見返りを求めていた過去もあったと自覚した。心の中でそれを手放そうと思った。

因みに再び見返した時も泣いた(笑)

クールダウン

今一番傷ついているのは従妹だ。今は友人宅に身を寄せているとのことだ。周りでどんちゃん騒ぐと更に傷を深くさせるかもしれない。伯母と従弟、友人たちに今は任せようと思う。その伯母も連れ合いを失ったばかりで、自分の身体も病気の工場だと本人が比喩する位乗り越える壁が何層も連なっている状態で大変だと思うが娘を全力で守るだろう。

早く今の状況から抜け出して穏やかに暮らして欲しいと願う。