今シーズン、水曜日TVドラマ”それってパクリじゃないですか?”が放送されている。

録画していても他のドラマに夢中で5話まで全く手を付けていなかった。でも他にもたくさん作品がある中敢えて毎週録画予約したのは何か感じるものがあるんじゃないかと一昨日から一気に観た。

藤崎

彼女の可愛さは半端ない。

”訴えますん!”と上司に応える表情が凄まじく可愛い(訴えます+訴えません=訴えますん(笑))。

特許権を廻り奮闘する姿の一ページなのだが悪気の無い模倣に対し訴えたくない気持ちと、生み出した仲間の汗と苦労を守りたい想いの板挟みにポロっとでた言葉だ。

”あぁ…可愛い”上司が漏らす場面。

藤崎が思い悩んでいる姿に上司が”これでも食べて少し気分転換しなさい”とお菓子を彼女の目の前に差し出しそれにパクついた藤崎に放つ言葉だ。自身も同じ言葉を何度も漏らした(笑)

回が進むにつれ深刻なシーンが多くなるのかもしれないけれど、これからもホッとできる彼女の可愛いシーンを入れて欲しい。

意識

知的財産に対する日本人の感覚が大分変ってきているとは思うけれど、悪意がなければ許されるはずだ的な感覚がまだ根強く残っているのも何となく分かる。でもそれでは世界に通用せず、その勉強不足が本来の日本の価値を低める可能性もあることもこの番組で再認識できた。

境目

いつ頃からだっただろうか、真似をされることが比較的多いなと思うようになった。

特別センスがいいわけでもないし、華やかな雰囲気を醸し出しているとは到底思えない。人目を惹く美貌やスタイルを持っているわけでもなく、特別頭が切れるわけじゃない。どちらかというとぼっとしてるねと言われる。

でも何故か真似してみたのとか真似していい?と言われることがある。他の人は真似される回数はどれほどあるんだろう。

財布に関しては娘、よくランチ行く友人(彼女の財布は同じブランドで同じ色、少し違うのは赤いラインがジッパーに沿ってついている)。

今の会社に入って間もない頃、”赤ワイン色眼鏡を真似させてもらったわぁ”と店長が。同じような眼鏡を掛けて話しかけてきたのに驚いた。

又、つい最近まで通っていた整形外科で働いている女性がいま自身が使用中のオレンジがかったフレームの眼鏡を真似して家用に買ったんだと伝えてきた。

職場に2年ほどいた女性が髪のスタイルをまねてきた。”真似しちゃいました”に驚いた。

随分前になるがママ友に大きめのリング型のプラチナのピアスを真似させてもらっていい?と言われた。

認められているようでうれしい気持ちはなる時もあるけれど、戸惑いの方が勝つ。

陣取り合戦

特許権取得は陣取り合戦のようなものだとこのドラマのセリフにあった。

陣取り合戦は苦手だ。椅子取りゲームは好きだけれど(笑)

特許や仕事とは分野が違うけれど、苦い思いを思い出すことになった(笑)

高校生の時告白したらもう少し早かったらと言われあっさり振られた経験がある。”もう少し早かったら”なんて言葉要らない!!と思った(T_T)

大人になってからもそういう経験がある。互いに好意を持っていると思っていた相手に告白した時”実は彼女が出来たんだ。でも今まで通り付き合って”と言われショックを受け、体調を崩すまでに至ったことがある。良い感じで気持ちを互いに育ててきたと思っていたからその衝撃は高校生時代のそれとは比べ物にならない程だった。人間不信になった。

陣取り合戦、自身は向いていないと感じた。運動神経は悪くはないと思うがそういう類の感度は低いと思う。横やりや脇から忍び寄る何かへの危機感がない。そういって離れていく人はそういうご縁だったと思えている。恋愛だけではなく、本当に自分が必要とする人、自分を必要とする人は必ずその場から離れないものだと思うから今は少しゆとりを持てている。やっと大人になったか(笑)

生み出す力

生み出すには相当の労力、時間、お金がかかる。発見したり、開発してしまえばなぁんだそんなことだったんだと拍子抜けする位の事であってもその結果を得るまでには物凄いパワーが必要になる。それを簡単に盗まれる世界があってはならない。

もうちょっというと生み出した側がお金を払って特許権をキープするのもおかしな話だとも思う。それをしないと権利が守られない。何だか変だ。

このドラマでは自身の過去を色々思い出させてくれた。それも何かの意味があるのだと思う。

物作りの大切やそれを守る人の奮闘ぶりを感じることが出来た。これからの展開が何を気付かせてくれるのか楽しみになった。