先週日曜日あさイチで美容室に行ってきた。勧められるであろう水素カラーを断る気持ちを固めて行った(その場の雰囲気にのまれないように)。コスト的に毎回だとしんどいからだ。3300円(税抜き)あればリッチなランチを2回は食べられる。居酒屋でビールを6杯は出来る。

感じたこと

前回施術を受けた水素カラーの効果は凄かった。ほぼ一か月間髪は艶々な状態だった。7月にかけたパーマのウェーヴがほとんど残らない程だ。いつもなら六カ月はもつのに。その点では水素カラーは不向きかもしれないと実は感じている。それをやんわり美容師に伝えたら”不向きなんてことはない、パーマ液に混ぜたいくらいだ”と熱く返ってきた。髪にいいことは分かっているけれどパーマの効果持続という点では自分の場合は不向きだと感じているのだと返したかった。でも熱く語る人の気持ちを尊重しのみ込んだ。

効果

つやつや、さらさら、水素カラーの効果を実感できた一か月だった。

髪の毛は若い時よりもずっと細く頼りなくなったけれどそれでもなんだかサラサラする。気持ちがいい。少女漫画の主人公が好きな相手から頭をくしゃくしゃにされて顔を赤らめるシーンが今頭に浮かんだ。そのシーンで自身の頭を差し出してもいい位な状態(笑)

又、黒髪を白髪になりにくくする効果があると鏡に張り付けてあった手書きの広告に書いてあった。頭皮にとっても活性酸素が発生しない良い環境だということからなのだろう。ほとんどが白髪になってしまっている自分にはそれは実験できそうにない。本音は白髪が全部黒髪になって欲しい(笑)そんな薬を開発し特許をとったらきっと世界一お金持ちになるだろう。

力説

今回水素カラーではなく予定通り通常のカラーをオーダーした。コストが理由だと正直にお話しし、理解してくれたようだった。気持ちよくカットしてもらっていたが水素カラーの話に途中なった時に自分の仕事の方針を担当者が力説してきた。

今まではカラーをする人にはトリートメントを勧めていた。そこに心の葛藤があったとのこと。カラーで髪を活性酸素で傷めておきながら頭皮ケアじゃなく髪の毛につやを出す薬を塗布する。傷つけておいてそこにコーティングを施すことに矛盾を感じていたとのこと。髪を大切にケアすることが美容師の仕事なのにとのことだった。

その熱さに引っ張られその時は同意した。少しづつ日々節約して水素カラーをするねとも伝えた。ただ今思うことは、活性酸素で頭皮や髪が痛まないよう提案してくれるのは嬉しいことだけれど選ぶのは本人だということだ。美容師の自己満足の為に施術を受けているわけではない。そこをはき違えていると少し感じた。

勧めたお客の六割は水素カラーを選んでいるという彼に少々チクリとある話をした。今通っている近所の整形外科の噂を最近友人から聞いた話だ。

友人はその整形外科が必要以上に物や薬を勧めてこないかと聞いてきた。自身はその感覚はなかったから驚いたのだが、担当美容師にそういう話は一人でも感じると瞬く間に広がると伝えた。彼は慌ててお客様を家族の様と思って接しなさいと美容師になりたての頃指導者に言われたと付け加えていた(^▽^;)

友人

担当美容師の言葉でドキッとした。

美容師は友人より会う頻度が高いという言葉だ。確かにコロナ禍ということもあったけれど、子どもが巣立つとともにママ友ともそんなに合わなくなる。仕事が忙しいし、話題も無くなる。ネットで会話するか、たまに会って近況報告するくらいだ。一か月ちょっとで定期的に会うのは美容師だ。何だか変な気分になった。

髪を切って気分よくなると同時に、会話をし、それがうわべだけのものだとしても美容院へ行くほぼ一か月間で体験した何かをデトックスしているのかもしれない。