二週間程前の日曜日下呂温泉に行ってきた。温泉地に行ったにも拘らず温泉には入らなかった。日帰り湯もあったが時間的に締め切られていた。雨が降ったり止んだり、日が差してきたり”忙しい”天候で蒸し暑く足湯さえその気にならない程だった。前日の高速道路5時間超えのロングウェイドライブ、その後の奥飛騨温泉(ひらゆの森)での入浴で体力を使っていたため二日続けて入浴する気になれなかったのが一番の理由だが今考えると少し後悔している。日本三名泉の一つである下呂温泉に行きながらその恩恵にあやからない選択したことを( 一一)
ランチ
軽く食事をするつもりでいた。1,000円台で。ランチメニューに担々麺が美味しそうに写っている看板をみて吸い寄せられるように階段を上がっていったらそこはフレンチレストラン、水明館のレストラン”バーデンバーデン”だった。全くの別のお店だった。違和感感じ引き返すのだ!!!と心の中で叫んでいたが予約なしの客に対応しようと相談しているスタッフの姿を見ているとお店から出られなくなった。
店の奥に通された。そこは軽装のいかにも一見さんの旅客だと思われる方々が食事をしていた。メニューを見るとランチでも予算を大きくオーバーする。でも心を決め出来るだけ安いランチメニューAコース1,800円を選んだ。
でもそのコースだけでは満足できないような気がしてきた。メニュー表には+600円でこの食事が、+1,980円であのメニューがなどと+メニューが多かった。それを選べと言わんばかりのこのようなメニュー表は見るのが初めてだ。術中にはまっているようで閉口したが折角食べるのだから出来るだけ満足できる内容にしたいと切り替え、追加料金が発生するメニューを選んだ。
一緒に行った息子は岐阜ジビエ追加料金1,000円をえらび鹿肉のハンバーグを頼んだ。少し味見をさせて貰ったが牛肉より弾力があり自身は牛肉の方が好みだ。臭みを消すためなのかは分からないが味も濃いめだった。
追加料金600円で自身が選んだ料理は岐阜で取れたマスの料理だった。ソースの名前は覚えられない程長いもので、ただシャンパンを使ったものなのは分かった。料理の名前も残念ながら憶えていない。
一口目の印象は塩気が強いということだった。ただ、パンと一緒に食べているうちにその違和感は薄れていった。パンとの相性が良かった(パンか米かは選べる。パンはお代わり自由)。美味しかった。

デザートの量は適量だった。甘すぎないところも好きだ。コーヒーも濃厚で美味しかった。

お店は老舗店のようだった。後で調べたら有名旅館の一角にあるフランス料理店とのこと。天井が低く、床はきしむ感じ。そこに伝統を感じた。敷居が低い感じだったから入ったのだがサービスは当たり前だがフランス料理店で受ける接客だった。気持ちが良かった。
散策
ジブリのトトロにゆかりがあるのか思わず調べたが何もなかった。ジブリ商品が売っているお店に歓喜した。
その店には”となりのトトロ”の有名シーン(メイをおんぶするサツキが赤い傘をさしながらトトロとバス停でたたずんでいる)のセットがある。そこでサツキの位置に立ち写真が撮れるのだ。赤い傘も用意されていた。
写したいけれど気恥しさが勝り売り場をウロウロした。ハンドタオルが可愛くてトトロと魔女の宅急便のジジの刺繡が入ったもの二枚をレジに持って行った時何故か心が決まった。写真を息子に撮って貰った。若いカップルに見守られながらの撮影はやはり恥ずかしかった(≧◇≦)💦でも撮ってもらって良かったと思えている。
下呂プリンも食べた。少し並んだが15分位でレジにたどり着いた。プレーンを一つ頼んだ。柔らかくて口の中でとろけた。400円(税込み)と少々高いが思い出の一つになった。
息子と二人で橋の上で写真を記念に撮った。自身の満面の笑顔と彼のひきつった作り笑顔の対比が笑えた(#^^#)
結婚を考えている息子との旅行はこれからそうないだろう。結婚後は当然のことながら新しい家族と旅行するだろうから。今回数少ない親子旅の一つになった。感慨深い。