子どもの時から例にもれず占いに興味を持っていた。雑誌を買って貰える環境に無かったので三人姉妹の一番上の幼馴染が毎度購入していた「My Birthday」を一緒に読ませてもらっていた。まだ起きていない事柄にワクワクドキドキして妄想して楽しんでいた。理系の頭を持つ母はそういう娘に余り良い印象を持っていなかったと思う。でもそんなのお構いなしだった。
心折れた一年半
信じていた人に裏切られたと感じた一年半をつい最近まで経験した。繰り返して押し寄せる後悔と信頼関係の崩壊を残念に思う気持ち、自分に覆いかぶさってくるドロドロとした感情に必死に抵抗しながら一年半を過ごした。信じられない相手の行動に攻撃的になってしまった自分もいた。今振り返れば、タイミングのズレによるすれ違いが起こしたものと理解するようになっているが、少し前までは頭ではそう理解していも心が受け付けずずっとモヤモヤが続いていた。
この体験から得たことがある。直感を信じて正解だということだ。運転中どんなに混んだパーキング場でもそんなに時間を待たずに大概駐車できる。頭を使わず直感で運転するとそうなる。それは昔から感じていたことだけれど、今回のこの経験を通して直感を信じて行動すると上手く事柄が回ることが多いと思えているのが嬉しい。
直感を信じると決めてから仕事も上手く回り始めた。合わせて仲間の信用も以前より得ていると感じられている。小さい頃から周りから変な目で見られないように過ごしてきた。感じることも家族に否定されるので封印してきた。本当の自分を出せていなかった。一年半は長かったが自信がなかった自分を真正面から受け止め、そして肯定することの大切さを教えてくれた出来事だったのだと思う。
動画
その時期を支えてくれたのはYouTube占い動画。息をするのも意識しないと出来なくなる位の時もあった。本当に有難かった。
9月に入ったある日、ネットサーフィン中に本を紹介する動画をクリックしていた。”夢をかなえるゾウ”は2007年出版されベストセラーになった本だ。当時子育て真っ最中だったから本をゆっくり読む時間が取れなかった(と言い訳しておこう( *´艸`))。
すぐにメルカリで第二弾と一緒に二冊購入した。後で図書館で借りればよかったかなとちらっと思ったけれど購入して良かったと思った。自分のペースで本を読める。
課題
”夢をかなえるゾウ”では一日ずつクリアする課題が出される。
靴を磨く。コンビニでお釣りを募金する。食事を腹八分に抑える。人が欲しがってるものを先取りする。会った人を笑わせる。
読み始めから昨日までの課題だ。読み始めたその日に靴を磨いた。と言っても運動靴だからブラッシングしただけだけど。
二日目は読んだのが真夜中だったから次の日にAEONの盲導犬募金箱に小銭を入れた。
普段なら食事を腹八分に抑えることは難しいけれど、たまたま5日前健康診断で健康維持を意識せざるをえなくなったこともあって今強く腹八分を心に決めている。(たまたま同じタイミングで観た中田敦彦氏の動画も影響している。成人病と呼ばれる病気予備軍へのメッセージ。空腹が健康を保つ、みたいなテーマの動画。同時期に意図せず同じ内容のものを観るときは意味があると思っている。)
四日目、”人が欲しがってるものを先取りする”。4日目の昨日、メルカリで購入してくれた人がどうも急いで送って欲しいことを具体的に表現はなかったものの文章から察知出来た。入金を確認した後2時間で発送した。
五日目は”会った人を笑わせる”。これはかなりハードルが高い。お笑い芸人じゃない限り難しい。クリア出来ないと諦めそうになる。でも助け船が出た。”まずはあなたと会えてうれしい、楽しいと思いを持ちながら楽しく話してみいや”とガネーシャ(インドの神様)。これなら何とかできそうだと娘との会話でトライ。夜遅くまでの勤務後食事を取りに家に寄るよう促し、その後車で送ることに。道中明るく話を振ったが機を逸してしまい課題クリアしなかった。でも楽しく話をしたことはクリアしたような気がする。
今日の課題はこれから確認し実行してみようと思う。
この本を読み終える頃には何が変わっているだろうか。楽しみだ。
張
職場の朝礼で先輩が母親の話をした。
高齢になる彼女の母親は早くお迎えが来て欲しいと仏壇に向かってお祈りをしているそうだ。それを見ていて心が動き続ける何かが必要だ。美味しい食べ物を食べても一時的なもの。たまに友だちと会ったり親せきが訪ねてきたりしてもそれは一時的なものだから心が動き続けることはない。彼女はそう話してくれた。
人の役に立つこと。一人でも充分、必要とされること。必要と感じること、それが大切。心にしみた。