先週の土曜日息子と彼女と夕食をともにした。息子の笑顔の為だと心を奮い立たせて(≧◇≦)

今年このブログに”会う”と決意表明を書いたことを具現化することに満足しながらも少しの拒否反応を心の奥に感じながらの対面だった。

印象

以前チラッと会ったのは彼女が20歳か21歳の頃だったと思う。誘った息子も自身の常識から外れているが留守宅になる家族が住む家(仕事に行く直前に家の前ですれ違った)と知ってやってくる女性もどうかと思った。また、二年間毎日真夜中の長電話で安眠を妨害された過去もある。彼女はメンヘラなんだと息子から聞いた時は心配した。その時間の長時間のスピーカーでの通話は止めてくれと何度言っても配慮してくれなかったことがまだ心に残っている。そんな過去を”背負いながら”彼女の姿を遠くから確認した時身構える自分がいた。彼女の前に立つまでに時間があったから改めて笑顔を作る覚悟が出来た。

席に着いてからの彼女の印象はハッキリした人だということだ。教師だから人前で喋るのはプロだし当たり前だと思う。前に出過ぎず、臆することもないそんな感じだ。二人の人生スケジュールをリードしているのは彼女だと感じることが多かったがこれで実感できた。女性に決定権があると家庭は安定すると思えているのだが実際息子の相手となると微妙な気分だ。

実は今回の日程も彼女の意向が反映されているのが息子との会話から透けて見えた。彼らが指定してきた日時は次の日が平日だった。でもそれでは気分よく酔えないとの理由で変更をお願いした。招待するこちら側の予定を聞かないままの”通達”に閉口した。息子は彼女に気を遣っているように感じたが不遜にもとれる彼らの対応に失礼さを感じたから引かなかった。彼女の意向を息子はそのまま伝えただけなのかもしれない。息子の配慮不足なのだろう。今までのことが積み重なったうえでこれがきっかけで頭に浮かんだのは、この関係は踏み込まず踏み込ませずの感覚でハッキリ表現し対応した方が”傷”は少ないだろうということだった。ある意味仕事感覚に近いかもしれない。

20時過ぎお開きになったが息子は二次会にカラオケに行きたいようだった。タクシーを呼んでしまっていたから諦めさせた。初回だったしこれくらいが一番いいタイミングだと後でも思えた。納得できた。

映画で”娘が出来た!”と穏やかな気持ちで迎い入れるシーンが頭に浮かんだ。そうでありたかった。

ご挨拶

5日前息子は彼女の両親にご挨拶に行った。今はそのタイミングではないと何度も助言したが彼は耳を貸さない。自分が育った地域で試験を受けるとは言っているものの合格できなくとも今の安定した仕事を結婚のために辞めるつもりらしい。そんな事情を抱える彼を同業者で親と同居している彼女の親が認めるはずない。案の定芳しくない答えが返ってきたようだ。詳しく話したがらないから敢えてしつこく聞かなかった。仕事がどうなるか不安定なまま結婚させて欲しいと彼女の親にどうして挨拶できるのか理解に苦しむがどうしても”今”らしい。

退路を断ちすぎだと親として思う。一緒になりたいなら互いに歩み寄るのがパートナーなはずなのだ。

前途多難と言えるが、今の状況が後で笑い話になるようになって欲しいと願っている。

先輩

同僚の先輩から事前に経験を聴いていて良かった。

自分の意見を積極的に伝えるよりうんうんと聴いている方が後々いいよと。言われた方が一言一言を覚えてるからと。それで自身の経験を思い出すことが出来た。言った方は覚えてなくとも言われた方は覚えているものだ。その後の関係を大きく左右するものだ。嫁に言いたくても言えないことはいっぱいあると叔母は言っていた。それに対し吐き出してきた母には義理妹は年末年始寄り付かない(ここぞという時は力になってくれるから感謝している)。そういうものだ。

今回人生の先輩方に先に相談(嘆き?)していて本当に良かった。落ち着いて対処できた。お陰で念願の息子の心からの笑顔を見ることが出来た。