7月最終日曜日初体験してきた。
先日登録した事務所が制作したオリジナルドラマの撮影にエキストラとして参加した。事前にエキストラかキャストどうしますかと問われた。キャストはセリフがある。参加費も倍だ。ど素人がセリフ言って良いのかと疑問があった。自分を目立たせることに熱量がない。色々ごちゃごちゃ書いたけれど緊張せずにいたかったからエキストラ希望とLINEした。
ワクワクしたのは貸しスタジオのセットやそこに集まる役者の雰囲気や表情の変化、スタッフの表情、対応、進め方だった。
ワクワクが止まらず目の前に座った年上の女性(今回はエキストラ)と普段は無口な自分がびっくりする程しゃべり続けた(笑)彼女が相手してくれたのは撮影に必要な雰囲気作りのためだと分かったのは撮影後のトーンダウンだった💦少し寂しく感じた。
ポジティブ
いきなり彼女は自分の年齢から話し始めた。”私ね、61才なの”と。
[ですよね]と心の中。でも驚く演技をしなければならない。相手は実年齢よりも若く見えるという言葉を求めている。でも嘘をつけないから褒めるところを見つけた。髪はストレートロング、艶があり健康的だ。歯も綺麗だ。外見の美しさキープするのは年齢を重ねると難しくなってくる。感じた事とは違うけれど彼女の求めてる答えが出来た。ホッとした。あとは自分のアンチエイジングの苦労話に持っていき繋いでいった。
ただ中身はとてもエネルギッシュで若かった。”ポジティブでいることが何より大事よ”と自分がSNSで取り組んでいるコンテンツについて教えてくれた。朝早く起きて一時間半LIVEで自分の運動している姿を公開しコメントに応える。フォロワーが増えないとぼやいていたけれど必ず一人は毎日来てくれると嬉しそうに話していた。意欲的な姿に刺激を受けた。
スタッフ
20代と思われる女性が一人忙しそうに小道具を用意していた。前述した先輩からの情報だと彼女は別の事務所に所属しているらしく今回は応援に駆け付けたとのこと。そこで初めて所属と登録の違いを知った。所属するには桁違いのお金が必要になってくるらしい。レッスン料も大きく違ってくるとのこと(レッスンは発声、演技、ウォーキング等。その種類の多さ、料金が多く必要なことに驚いた)。勿論その資質も問われるのだろう。知らないことだらけだ。
華奢で色白、眼鏡を掛けていてスタッフに徹している。俳優としての表情を見てみたくなった。手の動きも綺麗だった。惹きつけられた。
監督
少なくとも20歳は年下と思われる。初めての参加だと伝えるとパッと見イケイケな感じの雰囲気とは違った素直な少年の顔が現れた。好きな仕事をしているのが分かった。
貸しスタジオを三時間抑えているとのことでてきぱきとこなしていった。準備が必要な仕事だ。時間、物の調達、人の調整、カメラの位置、カット割り等仕事は数限りなくあるようだった。助監督はマイクや撮影担当の二人が兼任するとのこと。脚本も監督が作っていると聞いてその仕事量が半端なく多いことを知った。作品を生み出すのは大変だ。
クリエイターは絞り出すんじゃなくアイデアが湧いてくるものという。でも形にするのは本当に大変な作業だ。
チャラチャラ
チンピラ役の20代と思われる男性が最後エキストラの若者たちと絡んでいた。エキストラのシーンが先に終わって帰る時にキャストが話しかけていた。
その内容はハッキリわからないけれど何だかチャラチャラしていた。それっぽい服装だったから余計にそう感じたのかもしれない。
本人は無自覚で言葉を発しているだろうけれど、”俺を見てくれ””イケてるだろう”と補足が台本に書かれているように響いた。懐かしいと感じた。同年代の人としか触れ合っていないから新鮮だった。ニヤニヤしていたと思う。彼に見えない位置だったから思う存分に( *´艸`)
参加費
スポンサーがいるドラマはキャストは出演料を貰えるけれど売り込みの為の作品は出演する側がお金を払う実情をあらためて実感した。”卵たち”はバイトをいくつも抱えてお金をそこに投入しなければならないのだと。芸能人の苦労話思い出した。知識と実感とかけ離れている自分の意識に驚いた。
前述したがレッスン料も必要だ。大きな夢を持ち、役者や制作が好きじゃないと続けていけない。半端者がいるスペースなど一ミクロンもない。だから自身はエキストラとして時々参加し迷惑かけない程度に制作現場を楽しもうと思う。