半端なくハマってる。

BTS

昨年末12月28日のこと。YouTubeでネットサーフィンをいつものようにしてたら不意にBTSの”Dynamite”が上がってきた。一度もBTS検索したことがなかったのに。

全米でも認められたグループだと色々なメディアで話題になっていることは知っていた。知り合いのお嬢さんが好きで色々なグッズを集めていたからそのルックスも区別はつかないものの雰囲気を感じることが出来ていた。髪の色がカラフルでスッとした男の子たちという印象だ。若い子が夢中になるものと無意識に決めつけていたと思う。

何げなくクリック。

初めは同じフレーズの繰り返しでピンとこなかった。違うバージョンの動画を何回か再生していた。でも遊園地で撮られた映像に”出会った”途端ハマった。

映画で出てくる昔風のアメリカの遊園地と彼らの音楽とダンスがとてもマッチしていた。カラフルだけど落ち着いている感じが好きだ。

保健室

タイムマシーンがあれば今の中学生になりたい。ダンスの授業を受けたかった。習ったことは一度もないから上手じゃないけど、自由に踊ってみたいと思う。

小学校中学年の頃、給食が嫌いで吐き気を我慢する時期があった。辛かった。吐き気を我慢して顔が真っ赤になっていたと思う。責任感の強い保健委員が手を上げて”先生!具合悪いみたいだから保健室に連れて行っていいですか?”と傍に寄ってきてくれた。違うんだ。そうじゃないんだ。ただ給食が嫌なだけなんだと説明する余裕なく連れていかれた。でも内心この温食を食べなくて済むならそれもいいかなんて考えも浮かんだ。説明しなきゃという気持ちとも闘いながら。でもそこから離れたい気持ちが勝ってしまった。

保健室で先生を待っていたところ丁度お昼の校内放送で”白鳥の湖”がかかっていた。調子が戻っていた自身は自分の立ち位置を忘れ、自分がバレエダンサーになった感じで踊ってしまっていた。保健室へ入ってきた先生が”本当に気分が悪いの?教室に帰りなさい!!”ときつめに注意してきた。当然だ。保健委員は面目がたたなくなり自身に不審な目を向けた。気まずかった。申し訳なかった。”本当のことを言えずに迷惑かけた事件”?だった。

でもそれくらいダンスが好きだ。年齢は関係ない。

ダンス

可愛いダンスじゃなく力強くてのびのびしていて、しなやかなダンスが好き。”行きすぎず短か過ぎず、大きすぎず小さすぎず、そこしかない点”までタイミング良く手足を伸ばす。そんな踊りが好き。音が流れると体が自然に動いてしまうそんな踊りが好き。

BTSのジミンさんの踊りは特にしなやかで”点”にタイミングよく当たる感じがしてる。とても気持ちがよい。BTSの他の曲や踊りはこれから知っていくだろうが、暫くはDynamiteに浸りそうだ。

境界線

BTSは自身の子どもたちと同じ年齢のグループ。だからか作品も自分から距離を置いていた。なんと頭が固いのかと今なら思う。知らぬ間に自分で境界線を引いていた。

自分の年齢で”味わうこと”を止めていた。自分にとって良いもの、気持ちよくなるもの、好きになるものを選ぶとき年齢を境界線にして決めつける癖がついていたこと。新しいものを受け取るチャンスを自分から拒否していること。実にもったいない。

昔からよく言われた”いい年をして”。違和感を感じたことが何度もあるくせに聞きすぎたのか(人のせいにしているが💦)、自分がいつしかそれに染まってしまっていた。

このことを意識すると目の前に広がる世界が変わって見えるようになると感じる。昨年末Dynamiteに”出会って”本当に良かった。