昨日録画していた”千鳥のクセがスゴいネタGP”を何となく流していた。洗い物を終えてほっと一息ついた時、AMEMIYAさんの歌”正解を叩き出す男”が流れてきた。何故か聞き入っていた。しかし、最後の歌詞で固まった。あるシーンを思い出してしまったのだ。
電車中
20代前半仕事帰りの電車の中、自身はつり革につかまって立っていた。いつもの風景。車内は余り混んでいない。
何気に前に座っているサラリーマンを見た。ふくよかな体型だった。頭がポマードを塗っているのか脂っぽい。年齢は30代。40代には見えない。
次の瞬間目を疑った。人差し指を鼻の穴に突っ込んでいる。
ま、それもアリか。鼻が詰まって息苦しいのを我慢しているのも不自然だし、気になる事はその場で解消する方がストレスなくていいと思うようにした。千歩譲った。自分を納得させ余り見ないようにしていた。
でもそれでは終わらなかった。彼はその自分の鼻くそをそのままストレートに口に持っていったのだ。食べた!!!!!!!!更に彼は何度もそれを繰り返していた。まるでお菓子をほおばるように。
気持ちが悪くなった。その場にいられなくなった。その電車が比較的空いていて本当に良かった。感謝した。
本当に色んな人がいる。
家電量販店で
20代後半のある日自転車で家電量販店に行った時の話。
そこは家電量販店ではあるものの食品も置いていたから、よく夕飯の材料を調達しに行った。
比較的大きなお店だったけれど、天井が余り高くない。照明は今と違ってLEDではなく蛍光灯。
ある背の高い細身の男性に視線を持ってかれた。何かが違う。二度、三度見直した。本当に失礼だったと思う。
頭が黒光りしている。というより蛍光灯の光をそのまま反射している。頭皮に蛍光灯の形がそのまま映り込んでいたという方が正確だ。よく見ずにはいられなかった。誰しもが確認したくなるはずだ。けして好奇心旺盛の自身だけではないはずだ。
専用のものがあるのかは知らない。”マジックペンのようなもの”で剃った自分の頭皮にまんべんなく塗っていたのだ。油性だと思われる。今まででそういう人を見たことはない。
カツラではなく頭皮に直に塗るのは理解できない。そのままで凄くきれいな形をしていたし状態も多分つやつやなはずだ。(よく見ていたなぁと思う。気を付けなければ💦)
何か事情があるに違いない。
不思議。
スーパーで
突然道端で話しかけられることはしょっちゅうある。旅先で道を尋ねられたとか、スーパーの鮮魚コーナーで店員でもないのに値段に関することで相談を受けたこともある。でも次のことは後にも先にもない。
近所にあった今はなくなってしまったスーパーで10年ほど前だっただろうか、突然後ろから話しかけられたことがある。
振り返ると全く知らない婦人。化粧やヘアケアもしっかりされてるけれど、少しデコレーションがきつめな感じ。
”あなた、ずっとそのままでいてね。”
???
”痩せちゃだめよ。ダイエットなんてしちゃだめ。そのままがいいんだから。”
”はぁ”とあっけに取られた顔を察知してか、
”突然話しかけてごめんね。とっても魅力的な後ろ姿だったから。”
思いがけず褒めていただいて少し驚いた。そのままでいてと何度も諭された。でも最後は”ホントごめんなさいね。”と去っていった。
その時はジーンズ履いていた。大きいおしりが目立ったのかもしれない。
種
癖の強い人が多い。そういう思いがけない”出会い”が多いだけなのかもしれない。少し気持ち悪かったこともあるけれど、考えてみれば話のタネになる。前向きに捉えている。多種多様だからこそ面白いと。