ネットフリックスはそれ程積極的には観ていないのにシティーハンターを実写化した作品を作成しているという記事がグーグルで上がってきた時にはすぐに観たくてウズウズした。ただ冴羽リョウが鈴木亮平氏と聞いて違和感があった。あの女好きでアソビの多いお茶目感が彼に出せるのか心配した。イメージが自分の中で壊れるのが不安だった。
アニメ
週刊少年ジャンプに連載された頃は全く知らず、TVで放送されて知った。TM NETWORKの”GET WILD”のみが代表曲だとばかり思っていた。今回調べてみて大黒摩季氏や大澤誉志幸氏も担当していたことを知って驚いた。それくらい浅いファンだが、それでもシティーハンターという文字を見ただけでワクワクするのは自分でも抑えられないほどのものだった。
冴羽リョウの声優の神谷明氏の声が大好きだ。お茶目でアソビがありくすぐられる。女性に言い寄るシーンでは”女好き”を振り切りながらもいやらしさを微塵も感じさせない。またハードボイルドな場面のクールな声とのギャップが溜まらないのだ(≧◇≦)冴羽リョウの声は彼の他には考えられない。
的を外さない冴羽リョウでも香には追いかけられたんこぶを作る関係がまた最高に良い。心を許しているのが心地好い。ホッとする。
ここまで書いてきてアニメに対しての思い入れが思った以上にあることに驚いている。
声
実写化の意味は今の時代に合ったもので作り人を魅了させるためだろうか。
今回作品を楽しんだが、その一方でどこまで寄せられているかということがずっと頭にあった。キャバレーの舞台(?)でパンツ一丁での踊りや女性との絡み等では頑張ってるなぁと思って観ていた。鈴木亮平氏の真面目で誠実な役を観てきていたからかもしれない。
ただ22.49、40.46、60.36頃にある冴羽リョウの叫び声はアニメの声と同じと感じた。ゾクッとした。何度も繰り返して観た。鈴木亮平氏のプロとしての熱量とその力量を感じずにはいられなくなった。
魅せ方
音楽と動作が合っている予告動画も好きだ。冒頭から流れる”GETWILD”の前奏に車の発信音、タイヤの音、コートを払う音、名刺を出す音が合っていて滅茶苦茶ワクワクさせてくれた。
ロープを伝って移動しながら銃を構える角度、空中で銃を構える体勢が美しかった。
そこここに楽しめるポイントが散りばめられた作品だ。
実写化
実写化して観たいと思える作品は数少ない。サザエさん、おそ松くん、バカボン、ブラックジャック(2024年も実写化ドラマがあるそうだ)等色々あったがシティーハンター程何度も観たいと思える作品はない。知らないだけかもしれないが。
予告動画のコメント欄に”映画館で観たかった”とあったが、その言葉に激しく同意した。