先日ブルーインパルスの展示飛行を見た。

一日目は買い物して自転車を漕いでたら急にギ―ンと空気が振動した後空を見上げると低空飛行と言っていい近距離で機体を一瞬だけれど見ることが出来た。感動した。

二日目は万博会場の隣駅、大阪港駅まで行った。以前行ったことがある海遊館の隣にある公園が視界が開けている場所なのを思い出したのだ。実はギリギリまで行くかどうか迷った。ムッとする暑い中出かけていくことを躊躇した。前日にチラッとだけ見れたことに満足しようと無理やり思おうとしたが、間に合うかどうかの直前になって後悔するよりは一歩踏み出そうと思い直し自転車を漕いで駅に向かっていた。

写真

何故展示飛行二日目は海遊館の隣の公園に決めたのか、その理由は色々ある。

一つはブルーインパルスの展示飛行をまるまる見たかったから万博会場近くが良かったこと。一つは万博会場に入るわけではなかったから夢洲駅で見ることは遠慮したこと(大阪府から観覧だけの来場は遠慮してほしい旨のお達しがあった)。海遊館は二度ほど行ったことがあり、周辺環境を把握していたこと等がある。

周りを見回すと想像よりも人は少なかったからホッとした。

展示飛行は予定時間になっても始まらなくてイライラした。インパルスは予定通り離陸して万博記念公園やひらかたパーク、大阪城等大阪上空を飛んでいるのだと分かっていても時間がなかなか過ぎてくれなかった。周りもスマホやカメラを掲げて準備しているようだった。

北方向から幾重も連なって発生している細長いスモークを見てワクワクした。音は聞こえてこない。その内会場と思われる空で六機がそれぞれ円を描いたり、ほぼ垂直に飛行したり、こちらまで飛んできて頭上を通ったりとそのバリエーションを楽しめた。

スマホを片手に撮影したが太陽の光が眩しくて撮影を途中で断念した。一応回し続けたが肉眼で楽しむことを優先した。後で見てとても残念な画像がそこに写っていたが後悔はちょっとだけだ(^_^;)

展示をほぼほぼ満足したが欲を言えば低空飛行も二日目で楽しみたかった。一日目の街中での一瞬の”遭遇”がより強く印象に残った。自身にとって身体全体で感じた”音”が感覚を満たす重要なポイントの様だ。

魅了

ブルーインパルスを見たい衝動にかられ身体が動いてしまうのは15年以上前の体験が大きく影響している。

実家から帰宅する為最寄りの空港に向かって父が車を運転してくれていた。いつもより車が多いなとは思っていたが空港に近づくにつれ車が更に多くなりすぐ大渋滞に巻き込まれた。搭乗時間が気になりイライラしていたら突然爆音が聞こえてきた。空を見上げるとブルーインパルスの飛行が見えた。イライラを忘れた。間近で体験できるなんて後先これっきりだと思うほど近い距離だ。ほぼ垂直に機体が空を駆けのぼる姿と爆音に感動した。首を痛めているのに気付いたのは駐車場に到着した時だった(因みに予定通りの飛行機には間に合った)。

振り返ると視覚と聴覚同時に刺激されると感動が倍増することを前回と今回の体験でハッキリ確認できた。先にも書いたが、一瞬だったがちらっと見えた一日目のブルーインパルス遭遇の方が印象に強く残ったのだ。次の機会は何にも遠慮せず間近で体験しようと思う。