三月末に結婚した娘が母に紹介しようとGW後半に母に会いに行くことを相談なしに決めた。一人暮らしで高齢の母一人では対応が大変だろうと思ってはいたものの近くに下の弟夫婦がいる為少し様子を見ていた。しかし娘からヘルプ要請があり参加することにした。

その旨を伝えると母も娘もホッとしたような声を出していた。

やらかし

母は一か月少し前から準備を進めてきた。そこが自分と違うところで尊敬している。真似できない。彼らが泊まる部屋、布団の用意、食事のメニュー、お披露目の席に誰を呼ぶか等、彼女の頭は毎日回転していたように思う。迎える側が一番大変なのだ。申し訳ないような気持ちになった。

当日午前の早いうちに実家に到着。準備しようと意気込んで乗り込んだ。しかしほとんど用意してくれていてすることは何もなかった。すると言えば母の話し相手だ。自分の母親と思えない程根っからお喋りが好きだ。それまで色々溜まっていたのだろう、彼らが到着する夕方遅くまで口が止まらなかった(^▽^;)

予定通りの到着時刻と連絡が入ったが二人とも待ちわび過ぎて待ち時間の一分が一時間のように思えた。(到着が)まだなんかぁい!!とリビングで声を上げて緊張を和らげていた。何度か声を上げているうちに玄関とリビングを繋ぐモニターが写っていることに気付いた。

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ピンポンと音が鳴ったわけではないのにどうして??と思い騒いでいると、”今玄関にいる”と娘の声がインターフォンから聞こえた。

( ゚Д゚)

早く来いやぁ~!!!と叫んでいたのが聞こえていて欲しくないと願いながら玄関に行った。

もしかして筒抜けだった?と正直に彼らに伝えると聞こえなかったよと娘が答えたが何となく微妙な雰囲気になった。しょっぱなからやらかしてしまった💦緊張から解き放つために出した言葉だったんだけど…シクった(≧◇≦)

出だしが何とも言えない形になったけど後々笑い話の一つになることを願った。

通り一遍の挨拶が終わった後彼らが泊まる部屋に案内し下の弟夫婦の到着を待った。

宴会が始まったのは18時過ぎだ。

ムードメーカーの下の弟がいると場がいつも盛り上がる。彼は小さい時から周りに気を遣い話をする子どもだった。でも気を遣いながらももともと明るい子だ。歌を歌ったり(滅茶苦茶声量があり上手だ。北島三郎の「まつり」を彼が歌うと超盛り上がる。羨ましい)陽気に振舞える得な性格だ。だから色んなシーンに呼ばれる。

お酒は遺伝的に酒豪と呼ばれる程ではないにしても飲めるはずなのに最近は身体のことを考えてなのかほとんど飲まないと聞いていた。にも拘らず自身がどんどんビールを注ぐことにストップをかけなかった。こちらもシャンパン、ワインで酔っぱらっているからストップがかからない限り注ぎ続けた。

気になり次の朝の調子を聞いたら気分よく飲めたから残っていないと返答返ってきたて安堵した。楽しんでくれたことも分かりなお嬉しくなった。

義理の妹は車を運転する為アルコールを飲まないでいてくれた。酔っていないのに皆のテンションに合わせることが出来る能力やその気持ちに感謝した。

エピソード

そんな弟が自身の小学生の頃のエピソードを喋り始めた。

上の弟が当時マイペースな子だっただめ同級生の男の子からからかわれている噂を聞いた自身が弟のクラスに弟をいじめてる奴は誰だと乗り込んだというものだ。何故その話をされなきゃならんのだと少し抵抗したが出てしまったものは笑い飛ばさなきゃならない。義母(自身)の性格をさらけ出した方が直前に”やらかした”ことに悪意はないという説明もつくだろうと前向きに捉えた。

”それからは○○(上の弟)のねーちゃんだと廊下で声を掛けられ追いかけて貰いたがる後輩たちに応えるようになった( 一一)”と話すとウケた。

実家はこういう類の自身の話で盛り上がる。漫才でいうボケ役なのだ(*^。^*)

宴会は23時位までだった。最後は父の遺影、黒ラブの写真と一緒に皆で写真を撮った。新しい息子は想像を絶する酒豪らしくまだ飲み足りないようだった。付き合えず申し訳ない気もしたが次の日朝早く予定があった為お開きにした。

若い?

風呂に入りたかったが娘夫婦にその時間を譲った為すぐに就寝した。途中二度ほど目が覚めた。深い眠りを得られなかった。その日早朝から長距離移動し夜は宴会でシャンパン、ワイン三本を空けたためだろうと思う。次の日の体調を心配したけれど大丈夫だった。朝ごはんもたっぷり食べられた。

安心は禁物だけれどまだまだイケる( *´艸`)