いつものオリンピック開会式はあまり観ない。でも今回はいつもとは違う。
日本人的なのだと思う。世界全ての国が、日本の国内ですら好意的であるとは言えない東京オリンピック2020。そんな特別な開会式だからこそ心打たれたのかもしれない。
演者も練習するにもなかなか出来ないもどかしい日々が続いたはずだ。だからかとても特別だった。
森山未來さんのパフォーマンスは中性的で美しかった。最初は女性かと思った。しなやかだ。全身が布に覆われていた時は頭がどこにあるのか分からなかった。
真矢みきさんは男前だった。法被姿が凛と美しかった。
MISIAさんの国家斉唱はいつもと違う感覚で聴けた。いつもはしんみりしているけれど、太陽が昇ってくるイメージが湧いてきて温まる感じがした。
神経、血液を表現しているパフォーマンスもナレーションも全て溶けあって感動した(感動だけではない。もっと上手く表現出来たらいいのに。もどかしい)。
母
コロナが蔓延し始めた頃からオリンピックは開催する場合じゃないと電話かける度に訴えてきていた母。娘に訴えたところでどうにかなるわけでもないのにイラっとする程しつこかった。最近まで(笑)
その度に”始まってしまえば結局TVの前で日本を応援して熱くなっていると思うよ。”と伝えたらぐっとしていた。きっと今ワクワクしているに違いない。彼女は勝負にこだわりが強い。若い時は巨人ファン、40代でアンチになったみたいだけれど、野球観戦は今も好きだと思う。選手のプレーに対して褒めたりやじ飛ばしたり割と激しい(笑)
実はオリンピック開催しないと大変なことになると思っていた一人。”鎖国”するのは簡単なのだ。医療従事者、その家族が大変だということも理解できる。医療従事者やその家族を守るには不要不急の外出を控え、マスク手指消毒を徹底する。これが出来れば医療従事者を守れる。
バランスをうまく取りながら乗り越える必要がある。生命維持と経済。生命維持は絶対必要なことだ。でも優先し過ぎれば経済が破綻する可能性が高くなる。経済が破綻すれば死者も多く出る。経済破綻が死者を生むなら偏ってはいけないと思う。職場で最近電車が人身事故でダイヤが乱れること多いよねと話に出た。バランスがキーワードだ。
二度目
1964年東京オリンピックの開会式に生まれる予定だったらしい(10日程母のお腹でのんびりした)。それも感じてだろうかとても感慨深い思いが込み上げてきている。
成功して欲しい。