一昨日午後長年願っていたことが動いた。大きくてビクともしなかった岩が動いた感じ。衝撃的だった。
カラー
これまで勤めてきて店長は四人換った。
最初の店長は従業員(アルバイトを含め)を守る人だった。でもそれが原因かどうかは分からないが人事部へ二年程で転属した。好きだった。彼女が面接官じゃなかったら入ってなかった。
二人目店長に陰口が̠陰口にならない居心地の悪さを告白しても”他の人は兎も角(この発言に問題回避の自覚がないことに驚いた)、でもその人は店の為を思ってる人(先輩)だよ”と訳の分からない言葉で納得させようとした。更衣室、休憩室から大声で聞こえてくる自身への悪口やその場に居ないの人の悪口も聞きたくないし同意したくないと伝え、せめて狭い店の中では止めて欲しいと改善を訴えたのにだ。その態度に失望し表現することを諦めた。
三人目は人当たりがいいがカスタマーファースト過ぎる人だった。バランスが悪く周りから不平が多く出た。よって営業成績が上がらず左遷された。私的なことで言えば契約更新の際無断で出勤日を一日少なく記載し有給休暇を減らす操作をされた。それに気付いたのは彼女が辞めてからだった。信用して確認しなかったことが一番悪いと思うが(^_^;)又、ある特定の先輩と繋がりが深く情報が筒抜けで気が抜けぬ職場に変わりはなかった。
四人目の現店長は違う。改革者だ。作業時間短縮のプレッシャーを今掛けられている状態だが売り上げと人件費のバランスを突きつけられるとぐうの音も出ない。理路整然と具体的に訴えてくるところが気持ちがいい。努力しようと思える。それにはっきりものを言うからこちらも伝えられるし、意図すれば他の人に漏らしたくない情報、心情を黙っていてくれる。信頼は年齢性別関係ないのだ。出会えて嬉しい。
その彼女が一昨日風穴を開けた。
インフルエンサー
前述した先輩は頭の回転が速く弁が立つ。一人でノリツッコミをものすごいスピードで喋り倒す。実はとても人の動向が気になる人でどちらかというと悪い方へ解釈する。そして周りの人を巻き込んで妄想の世界へ突入する。神経細やかで感情のアップダウンが激しい。
入った頃は彼女以外には今は退職している先輩数人が個々に陰口を言い合い波紋が何層にも分厚く広がっている異様な空間が毎日生まれていたが、今は彼女が中心になっている。
一昨日昼前彼女の個人面談があった。いつものように問題点、改善点を積極的に彼女中心に挙げて喋り倒していると思っていた。でも昼休みを大切にしている彼女の面談時間が押していたのが気になった。
午後の仕事終わりの彼女の様子が変だった。”私の悪いところがあったら言ってね””皆、私大丈夫かしら”と様子を伺うようにみんなの周りを跳ねていた。いつもと違う動きだから”どうしたんですか”と理由を聞いた。
面談で”悪口を店内で言わないでください”とバサッと店長に言われたとのことだった。”影響力半端なくあることを自覚してください”とも。それを素直に伝える彼女の姿にクスッと笑ってしまった。可愛く感じた。彼女に近い同僚に後で不満をいっぱい吐き出すのかもしれないがそれはそれでいい。共用場所でなければ。
人はそう簡単には変わらないが、以前よりは居心地が良くなりそうだ。少なくとも次の店長が来るまでは。現店長はポジション的にそう長くいない人だから残念だ。
ハッキリ面と向かって伝える店長の徹底した芯のある行動に驚きと称賛が入り混じった。感服した。
風穴があくまで10年掛かった。
引き寄せ
同意はしたりすることもあるが愚痴が滅茶苦茶少ないすぐ上の先輩がいる。彼女と一緒にいると安心する。癒される。彼女はその意識はなかったと思うが二人で”暗黒時代”を乗り越えてきたと思っている( *´艸`)
今まで新しいメンバーが入ってきたり大先輩の退職があったりして”浄化”が”ミリ単位”で進んできたように思う。それでも”悪慣習”の勢いを止めることは出来なかったが、今回トップが換り大きな変化が起こった。
10年間は長かったが”陰口の渦”に飛び込むことなく、巻き込まれることなく耐えてきて本当良かった。