今期ドラマが始まった。シーズン2の「トラベルナース」はシーズン1を観ていたから楽しみで仕方なかった。日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」、「謎解きレトリック」、「わたしの宝物」「宇わたる教室」、「あのクズを殴ってやりたいんだ」等録画して観ている。

いつもピンとくるものを録画予約する。友人から勧められて観始めるものもある。今回は「宇わたる教室」がそれだ。また、気になりながらも録画しそびれるものもある。そういう時はTverで観る。それが一番目が離せなくなった作品になった。「ライオンの隠れ家」だ。以下ネタバレ注意。

自然

「ライオンの隠れ家」に登場する自閉症のみっくん役の坂東龍汰の演技がとても自然で驚いた。

配役は年齢、それまでの経験など出来るだけ同じ雰囲気の人を選ぶものだと芸能界事務所に出入りしていた時関係者から聞いた。弁護士、医者の経験者は俳優には少ないだろうからその現場に行くことで役柄が纏っているオーラ、雰囲気を真似るのだろうが自閉症等の役柄は本当に難しいのではと思う。

加減を間違えると違和感や不快感を持たれる可能性もある。そうなるれば間違いなく視聴者はチャンネルを変えてしまうだろう。

自閉症をもつ人が周りにいない自身はTVの知識ししかないから彼を”自然”と表現するのは間違っているような気もするが、兎も角みっくんの些細なしぐさまで心の中に自然と入ってくるのは本当だ。とても愛らしく感じた。

お兄ちゃん

みっくんのお兄ちゃん、ひろとは真面目で穏やか、我慢強くて責任感が強い。彼の朴訥とした喋りが好きだ。

例えば第三話中盤で動物園でのシーンで”みっくん、変わってさ”の後の”余韻”が心から出てきた言葉、誠実さ、穏やかさ、芯の強さを一瞬で想像できてしまう。

その一方で、親の代わりに弟に寄り添わなければと一生懸命に生活する彼に何とも言えない気持ちにさせられた。”もっと自分軸で人生を楽しんで欲しい”と親目線になった。”みっくんの可能性を狭めていたのは自分なのかもしれない”と言った時には自分を責めるなぁ!!と声に出していた。

周りの協力を得られているのは彼の人望があるからだと感じた。

ライオンがプライドに加わって彼も成長していく様がこれからも楽しみだ。

ライオン

突然やってきたライオン、可愛すぎる!!!

動物園でライオンのコーナーまで走っていく姿は最高に可愛い。何度も再生して観た。

喜怒哀楽を演技しているというより素が出ている感じ。演技を感じる場面もあるのだろうがそんなことは関係ない。とんでもなく可愛いのだ。

傍にいるだけでみっくんに力を与えているのが嬉しい。ライオンがみっくんと絵を描いているシーンやその後だろうかみっくんのベッドで描き疲れて二人寝ているシーンは何度も観た。ほのぼのし癒される。

サスペンス?

三人の生活に忍び寄る影がより一層物語を引き締める。

三人の成長物語なのかなと最初予想し視聴したが冒頭から不穏な空気が流れてきて即その予想が裏切られた(≧◇≦)

これからライオンの表情から目が離せなくなりそうだ。

昨夜第四話放送されたがまだ視聴していない。今日はゆっくりできないから明日のんびりTver、録画で何度も楽しもうと思う。